自分がくさいかどうか、どうやって確認すればいいのでしょう。
これは、簡単なようで結構難しいことです。
たとえば、口臭なども「しっかり歯磨きしたばかりだし、たぶん大丈夫だろう」と思っていると「あなた、口くさいよ」と妻や恋人、知人に指摘されることがとても多いのです。
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他人の家に入ったときには、まずニオイの違和感を感じます
自分の家のニオイなどには、人間は慣れてしまい感じなくなっているので、そうなります。
自分の体についても同じで、ニオイは慣れてしまい感じなくなるんです。
自分のニオイには気づきにくくなっている。
脂性の方は、鼻の両脇から面白いほど脂が出てきます。
そこを人差し指の先で強くこすると、指先がしっとりするくらい脂が出てきます。
こうすると、そのニオイをかぐことができます。
ところが、ふだんは鼻の穴の両脇すぐにある脂のニオイは、ほとんど感じません。
つねに漂っている自分のニオイを、人間の脳が消してしまっているわけです。
「自分のオナラがくさく感じない」という経験は誰でもあると思います。
いや、くさくは感じるのですが、「このニオイ(自分のオナラ)は許せる」という感じ。
これも、自分のニオイに対しての脳の働きと理解できます。
臭いも音も同じ原理
喫茶店で同行した人と夢中に話し込んでいると、相手の話の人の言うことしか頭に入ってきません。
ところが、この状況を録音しておくと後でそれを聞いたら、喫茶店内の食器の当たるカチャカチャした音や、BGMとしてかかっている音楽など、周囲の音がうるさくてうるさくなります。
つまりは、音もニオイも、人間の脳のフィルターが消してしまっている情報は、一度別の形にしてみると、確認することができる、ということです。
妻も嫌う臭いを知るには
朝起きて、自分の口臭に気づくことは、あまりありません。
ここで、ティッシュをたたんで、舌の表面をぬぐってみてください。
そのティッシュからは、自分の口臭をかぐことができます。
ここではじめて「あなたの口から魚が腐ったようなニオイがする!」という妻や恋人や知人などの言葉の意味を実感できるはずです。
「うわっ」と驚くこと間違いなしです。
「自分のニオイを知るには、脱いだシャツをかいでみてください」と教えてくれました。
実際に、臭いに対しての商品メーカーでの研究所でも体の脂くささを調査するためには、特定のTシャツを着てもらい、それを分析するようです。
通常、シャツを着ている間は、まったくニオイを感じません。
ところが脱いでみて、改めてニオイをかいではじめて、「あっ、くさい」とわかるわけです。
まとめ
自分のニオイに気づかないのは、脳がニオイをブロックしているからです。
自分のニオイは、何かに付着させればかぐことができるということですので、自分の臭いに自信がなければ一度お試し下さい。