昔の頃にくらべて紫外線の強さが大きく変わってきています。

その理由としてはオゾン層の減少が一番の要因です。

以前から、ニュースでも取り上げられている深刻な環境破壊がすすんでいます。

地球を取り囲んでいるオゾン層の変化によって、紫外線を浴びるレベルが大きく変わります。

紫外線は、人にとって害になります。

それが浴びるレベルが高くなるにつれ、人体への影響にも与えてくるのです。

紫外線を浴びて、すぐに症状はあらわれませんが、蓄積されることで様々な症状や病気など現れたりする可能性があります。

以前は、女性が気にすることが主流だったのですが、今では、男性も気にすることになってきています。

若い人にも、美容を心がけ紫外線対策をするように日頃からケアに励んでいる人も少なくはありません。

 

紫外線を浴び続けるとどうなるのか?

影響を起こしやすい箇所は、目と皮膚にダメージを与えます。

目の障害

●白内障

目の中でレンズの役割を担う水晶体が濁り、網膜まで光が届かなくなり、視力が低下する病気。最悪の場合は失明に至る。

●翼状片

白目の細胞が異常に増殖して黒目に食い込んでしまう病気。紫外線を含めた外的刺激が原因とされており、白目と黒目の境界が紫外線で傷つくと発症する。

●紫外線角膜炎

雪目などに代表される、強い紫外線を浴びた場合に発症する急性の角膜炎症。夜から深夜、あるいは翌朝にかけて発症し、多くは24~48時間で自然治癒する。

皮膚の障害

●良性腫瘍

紫外線に関連してできる皮膚の腫瘍には良性のものと悪性のものがある。悪性のものはがん。良性のものには、脂漏性角化症といわれる顔にイボ状のものができる症状がある。

●シワ

紫外線は皮膚の老化をもたらす大きな要因。わずか数分間浴びただけで、数時間後にはコラーゲンを切断する酵素がつくられ始め、未来のシワの礎が築かれていく。顔にできやすい。

●シミ

強い紫外線を浴び続けていると、加齢にしたがってシミの症状が出始める。シミは年齢ではなく、これまでに浴びてきた時間と期間に比例するので、若くしてシミだらけなんてことも。

●皮膚がん

皮膚にメラニンが少なく、紫外線に対する防御性能が低いとされる白人に多く見られる病気。日本人の皮膚がんの発症率は国際的に見てもかなり低いが、油断は禁物。

 

紫外線対策について

紫外線の影響は地域や個人差があるが、どんな条件であっても紫外線が強いときには、その対策をすべき。主な対策法は、

① 紫外線の強い時間帯を避ける

② 定期的に日陰に入る

③ 日傘を使うか帽子を被る

④ 衣服で肌を覆う

⑤ サングラスをかける

⑥ 日焼け止めを塗る

サングラスや紫外線カットメガネを使用するだけで、目へのばく露を90%カットできるなど効果は抜群。対策をするとしないとでは大違いなのです。