身内が亡くなったときの手続きについて、ほとんどの方が知らないものです。

いつかその日が来ると覚悟はしていたはずでも実際に身近な人の臨終を迎えると頭の中は真っ白になり何も考えられない状態になってしまうものです。

しかし、実際はその瞬間からお葬式に向けた準備が始まるのです。

決めなければいけないこと、手配しなければいけないことが山積みとなり、悲しみにくれている時間などありません。

 

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葬儀の後に待っているのは、大量の書類手続きです。

身近の人が亡くなった後にやるべきことは、お葬式だけではありません。

むしろ、それ以降こそが手続きの本番なのです。

各種書類の提出,名義変更や年金手続き、

そして10カ月以内にしなければならないのが、財産の確認とそれぞれの相続人の確定、相続税の支払いです。

そして、故人の遺品整理や形見分け、法要、納骨なども大事な弔いの儀式です。

 

心の準備が、故人の気持ちに添うことにつながります。

 

臨終を迎えてから、1年間というものは、こうした儀式や手続きであっという間に過ぎていきます。

故人と過ごした日々を愛おしみ、悲しみと想い出に、ひたる時間もないように一見感じられるでしょう。

しかし、心の準備をしておくだけでも、きっと故人の気持ちを尊重した行動がとれ、あなたの満足感も変わるはずです。

 

身内が亡くなった時の手続きと届け出の一般の流れ

葬儀・法要

◆臨終(りんじゅう)から3ヶ月以内

・お墓の準備と連絡

・通夜・葬儀・告別式(初七日)

・四十九日忌法要

・遺品の片付け・形見分け

◆臨終(りんじゅう)から1年以内

・一周忌

 

墓の手続き

◆臨終(りんじゅう)から3ヶ月以内

・墓の検討

先祖の墓に入る手続き

改葬の手続き

・納骨

 

届け出・手続き

◆臨終(りんじゅう)から3ヶ月以内

・死亡届

・世帯主変更

・年金受給権者死亡届け

・公共料金の名義変更

・健康保険資格喪失・葬祭費等の申請

・遺族年金・その他年金手続き

◆臨終(りんじゅう)から4ヶ月以内

・所得税・準確定申告

 

遺産の相続

◆臨終(りんじゅう)から3ヶ月以内

・遺言調書(捜索)・遺言書の検認

・相続人(戸籍)調査

・相続財産(遺産)調査

・相続放棄・限定承認

◆臨終(りんじゅう)から4ヶ月以内

・遺産分割協議

・預貯金・不動産の払戻し・解約・名義変更

◆臨終(りんじゅう)から10ヶ月以内

・相続税申告

 

手続きなど期限が設けられているのでそれまでに行っておくことが必要です。

気持ちの上でも辛いところですが、やるべき手続きは大事なので一つ一つ行っていきましょう。