「褒める」言葉で部下が驚くほど伸びるんです!

上司の心からの「一言」に部下の心は揺さぶられます。

 

欠点ばかりに着目する上司にならないこと!!

できる上司というのは、ほめて部下の能力を伸ばし、やる気を引き出すのがうまいものです。

そこで、ここではほめ上手のコツを考えてみましょう。

 

山田さんは、係長に頼まれた会議用の資料を会議前日までに完成できず、ひどく怒られました。

係長が考えていたこと以外にも、気をきかせてデータを集めたり、アイデアをもりこんだため、予想以上に時間がかかってまとまらなかったのです。

そこで係長が手書きで作り上げるのを手伝い、山田さんがパソコンで清書しました。

山田さんは徹夜でやり遂げたものの、また会議で怒られると思い、落ち込んでいたのです。

ところが翌日の会議で係長が、「この資料は山田君が徹夜して作ってくれたものです」とみんなの前でほめてくれました。

山田さんは大変感動し、「この人のためなら何でもやろう」と心に誓ったのです。

 

口先でお世辞を言うのと「ほめる」のとは、決して同じではありません。

部下が失敗して落ち込んでいるのを機敏に察し、積極的に挑戦したゆえの失敗はほめるに値すると考え、心からほめるとき、部下の心は激しく揺さぶられるのです。

 

褒め言葉はタイミングが大事!

ほめるときのポイントは五つあります。

① 欠点に着目せず、長所を認めてほめる

管理部門の山本さんは係数能力が弱く自信がありませんでしたが、上司が「君は明るくて折衝力がある」とほめてくれたことで自信を取り戻しました。

長所を認められたことがきっかけで、能力とやる気が引き出されたのです。

 

② タイミングを考えて

ほめ言葉はタイミングが命ともいえます。

上司は部下がいいことをした瞬間、「よくやった」とほめるべきですが、そのとき上司は「照れない」ことです。

例えば、初めての売込み成功に対しては「よくやったね、初めはなかなかこうはできないものだ」とその場ではっきり言うことです。

声をかけられた部下の喜びは大きく、やる気が出てくること受け合いです。

 

③ 「ほめる」と「おだてる」とを混同しない

「ほめる」とは、相手の成長の促しですので、あくまでも「相手のこと」を考えたコミュニケーションになります。

一方「おだてる」は、自分自身がよく見られたいなど自己中心的なコミュニケーションで感心できません。

 

④ 当たり前なことでも褒めること

褒めることがないと言う上司がよくいますが、部下には机のまわりの整頓が上手いとか、あいさつがさわやかで印象的など、たとえ当たり前なことでも上手くできる部下に対しては、ぜひほめるようにしましょう。

 

⑤「縁の下の力持ち」を褒める

派手な成果をあげている部下だけでなく、地味だが組織には欠かせない仕事をしている部下がどこの会社にもいるものです。

この人たちの地道な努力をほめると、この上司は全体を公平に見てくれるとみんなから慕われ、組織全体のモラルが上がります。

 

まとめ

 部下をほめるときのポイント

① 欠点ばかりに着目するな!長所を認めてほめよう

② タイミングを考えよう

③ 「ほめる」と「おだてる」を混同するな!

④ 当たり前なことでもほめよう

⑤ 「縁の下の力持ち」をほめよう