大好きなお酒を飲む、付き合い酒を飲む、色々と飲み方はあると思います。
飲んだ後に早く酔いを覚ましたい時ってあると思います。
お酒を飲んだ後のアルコール血中濃度のピークは、大体30分~2時間ほどで現れます。
その後直線的に下がっていきます。
Contents
お酒を飲んで酔が覚める目安は?
アルコールの分解のスピードは個人差がありますが、男性の場合では平均1時間に9g、女性では6.5gぐらいと言われています。
ビール中瓶1本にはアルコールが20g入っていて、これを分解するのに男性では2.2時間、女性では3時間程度かかるわけです。
アルコールは呼気(こき:鼻や口から吐く息)や汗からも排泄されるが、基本的には肝臓の酵素によって処理されます。
よくやりがちな間違い!お酒を飲んで酔を早く覚ます時によくする方法
◆サウナで汗をかく
サウナで汗をかいてお酒を抜く方法は間違いです。
発汗から排泄されるアルコールごくごく微量です。
これによって酔いが覚めるとは考えられません。
怖いのは、お酒を大量に飲んでからサウナに入るのは、心筋梗塞や狭心症(きょうしんしょう)の発症の他、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)を破裂させるリスクが高くなります。
・心筋梗塞・・・心臓への血流が不足した結果、心臓の細胞が壊死(えし)をおこした状態を指します。
・狭心症・・・心臓に酸素や栄養を送っている冠動脈という血管が狭くなり、心臓が活動するために必要な血液が十分に供給されなくなることで起こる病気です。
・脳動脈瘤・・・脳動脈瘤とは、動脈に発生する、両端がすぼまったつぼみのような形に膨れたコブのことです。脳動脈瘤が破裂すると、脳を包んでいるくも膜と呼ばれる膜の内側に出血をきたし、「くも膜下出血」と呼ばれる病気になります。
◆大量の水を飲む
お酒を飲んだあと大量の水を飲むのもよく聞く話です。
アルコールを分解するするために体内の水分が使われ、利尿作用も促進されるので、飲むことは重要です。
ですが、それによってアルコールが分解されることはありません。
お酒を飲んで酔を早く覚ます時によくする方法について結論的には?
飲んだ以上は肝臓に任せて時間を待つというのが正解になります。
飲み過ぎた分だけ、時間もかかります。
いろんな処方をするよりも、負担をかけずに自然にするのが望ましいものです。