お酒を飲むと健康にもいいし、飲み過ぎると病気のリスクを伴うのはみなさんご存知だと思います。
その両面の効果が現れる、お酒にはどのような影響を及ぼすのか、お伝えします。
酒は人類の歴史とともに歩み、文化の象徴でもあります。
また、古来「百薬の長」と健康への効用が謳われています。
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お酒を飲むと健康と病気の両面の影響の効果
お酒の効果は健康に良い
赤ワインに含まれるポリフェノール(レスペラトロール)は動脈硬化を予防し、血圧を安定させます。
ビールは血流循環の改善や利尿の作用もあるほか、胃や腸の消化吸収機能を改善する効果があります。
この点からも健康増進におおいに役立ってきました。
そもそもアルコールに胃腸運動を活発化する作用があります。
そのうえ、炭酸ガスを含む弱酸性のビールは腸内細菌叢を正常化するのです。
だから、ビールは便秘予防にも威力を発揮します。
ビールの材料になるホップの香りや苦みにも、食欲を増進する健胃効果があります。
日本酒も、発酵の過程でできたさまざまな成分が滋養効果など健康に役立つことがわかっています。
また、酒粕はガン細胞を退治するNK細胞を3倍以上も活性化する効用があります。
お酒を飲むと健康と病気の両面の影響の効果
お酒には二面性があります
血液のめぐりをよくして体を温める半面、体に有害になる成分が含まれていることから大量の飲酒は毒となります。
大量の飲酒の習慣は血管系疾患のみならず、発ガンのリスクを格段に高めます。
さらには、脳を萎縮させてボケのリスクも高めるのです
1日2合、あるいは1週間に14合以内。
個人差はありますが、日本酒換算での男性の適量の目安です(女性は半分が目安)。
日本酒1合分はビールで中瓶1本分、ワインでワイングラス2杯分、ダブルのウイスキーで1杯分、焼酎だと200ミリリットル程度にあたります。
最近では、1週間の摂取総量を重視する傾向にあります。1週間に14合以内であれば、悪影響はほとんどないとされています。
アルコールは肝臓を傷め代謝や解毒に支障をもたらします
週の摂取総量が14合を超えたときには、翌週、肝臓を休める「休肝日」を設ける必要があります。
私は血糖値のことを考えて、糖質がほとんど含まれない蒸留酒の焼酎やウイスキーのお湯割りを愛飲しています。
寝酒は、できれば控えてください。
アルコールはアセトアルデヒドという毒性物質をつくりだします。
このアセトアルデヒドが交感神経を刺激して、誘眠ホルモンのメラトニンの分泌を抑制するのです。