お酒の飲み方ひとつで心に与える効果が変わります!
今のその飲み方正しいですか?
ストレス開放か逆に疲れる飲み方は?
疲れをときほぐす酒、疲れをためる酒
入浴と並んで、ストレス解消、リラックスの代名詞としてあげられるのが、お酒ではないでしょうか。
サラリーマンであれば、仕事の延長線上でお酒を飲む機会も多いでしょうし、休日を控えた週末は、気のおけない仲間と集ってお酒を酌み交わすこともあると思います。
仲間とおしゃべりをしながら楽しく飲むのなら、ストレスの発散にもなりますし、リラックス効果も期待できます。
ただし、飲み過ぎないことが大前提です。アジア人は概して欧米人より肝臓のアルコール分解能力が弱く、飲み過ぎによる弊害が大きいと言えます。
飲み過ぎない程度に、ほどほどに楽しくお酒を飲むのなら、大きな満足感を得ることができて、心身の疲れが抜け、明日への活力となるでしょう。
逆に疲れをためるグチの多い酒
上司や部下との人間関係、仕事上のトラブル、自分に対する評価。
たしかにサラリーマンにはストレスが多いと思います。
グチの一つも一言って、心をスッキリさせたい気持ちはわからないでもありません。
しかし、グチや悪口を肴にお酒を飲むのは、疲労回復やストレス解消の面から逆効果になってしまうのです。
なぜなら、不満をいくら吐露しても、その不満の原因が解消されるわけではなく、むしろ気持ちが満たされていないことを強く意識づけてしまうからです。
不満が疲労の大きな原因になることにつがり、お酒の席で不満を爆発させ、上司や会社の悪口を言うとかえって不満を増幅させる結果になることが多いようです。
どうにもならない状況と、どうにもできない自分のふがいなさがはっきりしてしまい、ますますやり場のない鬱憤(うっぷん)がたまってしまうのです。
また、他人の不満を聞かされるほうもたまったものではありません。
せっかくの酒の席が台無しです。
いずれにしても、グチ酒、悪口酒はいい影響を与えることはありません。
それよりも、日頃の鬱憤は忘れて楽しく飲むほうが、よほど明日への英気を養えるというものです。
多少羽目をはずして馬鹿なことをしても、楽しく笑い、楽しく語り合い、また飲みたいなと思える付き合い酒を心がけてはいかがでしょうか。