日常的に楽しいことは?

人生には、いろんな生き方があります。

「人生は修行だ」ととらえる人は、そのために、次から次へと試練を引き寄せます。

「人生は苦しみの連続だ」と思うと、本当に苦しみの連続になってしまいます。

起きたことが同じでも、目の前にある出来事に喜びを見出せる人は、どんなときも幸せになることができます。

 

私たちは、自分に起きることを「正しい」「間違い」のどちらかに振り分けます。

「幸せ、不幸せ」、「いいこと、悪いこと」などの二元論で考えがちです。

けれども、幸せだと思ったら、その後ろには不幸があり、不幸だと思ったら、その向こうには、幸せがあったりするのです。

 

幸せな生き方には、2種類のものが必要です。

それは、日常のささいなことに幸せを見出すセンスと、ワクワクすることを推し進めていく情熱です。

この内面、外面のエネルギーを使って、人生を楽しめるかどうかです。

億万長者にならなくても、とにかく今晩寝る場所があって、食事ができて、好きな趣味に費やす時間がちょっとでもあるのなら、十分に幸せかもしれません。

その幸せをかみしめるセンスをもっている人は、心が満たされます。

 

でも、同時に、「もっと楽しいことはないかな?」と考えて、エネルギッシュに動いてもいいのです。

現状に満足するタイプの人は、なんとなく引きこもりがちです。

また、どんどん外に出ていくタイプの人は、現状を楽しんだり、感謝したりということを忘れがちです。

いまの状況に感謝しつつ、果敢(かかん)にチャレンジしていけると、人生は、何倍もワクワクに包まれた楽しいものになります。