卵を購入してどのように保存していますか?
もとろん冷蔵庫ですよね。
当然のことは皆さんされていると思います。
でも、冷蔵保存して消費期限以内でも、生で食べたとき食中毒を引き起こすことってあるんです。
なんで?なんですが、皆さんのほとんどの方は知られていないと思います。
そのことについてお話をします。
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卵の食中毒を引き起こす原因のサルモネラ菌は水滴とともにやってくる!
食中毒を起こさないためには、卵を保存するとき、ぬらさないように配慮することなのです。
◆卵の不安は三つあります
①食中毒を起こすサルモネラ菌の問題。
②鶏の病気予防に使われる抗菌性物質が卵に残る不安。
③ダイオキシンなどの環境ホルモンに汚染されている不安。
サルモネラ菌は、エサなどと一緒に鶏の腸に入りこみ、産卵のときに卵の表面にくつつきます。
卵の殻には、空気が入るくらいの小さな穴が開いていて、表面についたサルモネラ菌は、その穴をとおって卵の中央に侵入します。
卵には自然に備わった酵素の働きによる殺菌パワーがあるので、卵の中に入ったサルモネラ菌は簡単には増殖できません。
ところが、そのままの状態で、卵の鮮度が落ち、殺菌パワーが弱まるのを待ちます。
弱まるにつれて次第に増殖。
ですから、新鮮であれば、たとえサルモネラ菌が入っていても、中毒を起こすことは考えられません。
卵は赤玉を選びましょう
抗菌性物質の不安を避けるためには、赤玉を選ぶこと。
赤玉を産む赤鶏は病気に強いため、抗菌性物質をあまり使わなくてすむからです。
食中毒を避けるための冷蔵庫での卵管理
卵を安心して食べるためには、まず、冷蔵庫の管理をよくします。
実は、卵置き場はとても汚れていると思ってよいでしょう。
アルコールを含んだ綿で、たまった汚れを拭きとります。
また、卵の表面に水滴がついていると、表面についたサルモネラ菌が水分とともに卵の中に侵入します。
水滴はそのままにせず、拭きとること。
このときアルコールを含ませた綿やふきんなどで拭けばなお安心。
ちなみに、冷蔵庫のパッキングが悪いと卵に水滴がつきやすくなります。
ゆるんでないか確認しておきましょう。
冷蔵庫の卵置き場に合えば購入した時のパックのまま冷蔵庫に入れるのも手です。
卵は新鮮な新しい日付を選びましょう
古い卵は生では食べないこと。生で食べるなら新鮮な卵を。
古いと思ったら、必ず卵焼きなどの加熱調理に回します。
サルモネラ菌は熱に弱いので、これで安心。
また、卵と,緒に食物繊維をとりましょう。
食物繊維は抗菌性物質などを吸着し、体の外に排泄する働きがあるので、除毒のためのよい方法です。
「にら玉」「ひじき入りオムレツ」などおすすめのメニューでいかかでしょうか