よく、おばあちゃんの料理や、知恵など、今考えるとすごいことなんだな、とつくづく思います。
現代でも最近分かってきた、解明されたことなどが、実は昔から分かっていたかのように伝えられてきています。
特に食べ物などは、理に叶っているものです。
日本人の免疫力を高める料理「日本の伝統食」
Contents
食習慣の原点は、縄文時代の食事『縄文食』から伝えられています
縄文時代は、約1万年前から紀元前300年ころの弥生時代までの長い期間。
縄文人の食事は現代の和食、地中海食に酷似しています。
あわ、ひえ、きびなど雑穀、青菜、山菜、柑橘系の果物、きのこ類、堅果類(胡桃、栗など)、魚介類
(鮭、牡蠣、海老、蟹など)、海藻類(昆布、海苔など)、そして肉類(鹿、猪)、蜂蜜などを食べていました。
冬の食料不足期に備えた発酵、燻製などの保存技術も持っていました。
どれも、現代にも通じる健康食材です。
たとえば、きのこは免疫力を向上させ、また腸内環境を整えます。
体の「糖化を防ぐ」食べ方から始めよう!
蜂蜜には、雑菌繁殖を防ぐ働きがあります。雑穀や堅果類はゆるやかに消化·吸収されますから、現代なら糖尿病を防ぐ理想的な健康食材です。
日本人は、世界でも稀なほど均質性の高い遺伝的歴史を持っています。
1万年にも及ぶ縄文人の体質は、必ずや現代の日本人にも受け継がれているにちがいありません。
食べ物は穀物も魚介類も木の実も古来より世界共通の歴史があります
五穀や野菜、魚をはじめ牡蠣、鹿、猪、熊、羊などは何千年にもわたり人類の貴重な食物でした。
食料調達の歴史を紐解くと、新石器時代や縄文期は漁労、採取の時代、やがて農耕栽培期に移り、さまざまな食材が工夫されてきました。
こうして私たちの体になじんだ食材が、今日の私たちの体を形づくってきたのです。
こうした観点から、何を食べ、どう生活すれば人間は健康でいられるかを模索すると、縄文食からの自然食が免疫力向上という確信が深まりました。
健康な食生活を追い求めていくと、必ず昔ながらの食事にたどりつきます。
日本人の伝統食は、玄米菜食とシーフードです。
伝統食は、人類がその長い歴史のなかで疾病に苦しめられるなど身をもつて体験・学習し、その克服のために探り当てた貴重な結論です。
そのポイントは、身の丈に合った分量、つまり十分に消化・吸収しうる食事量の摂取、そして食材が持つ機能性、つまり栄養の個性を生かした食事をすることに尽きます。
心不全や腎機能不全、肝臓機能障害は臓器のオーバーワークから生じる病気です。
肝臓機能障害・消化管のオーバーワークとは消化吸収不全のこと
それを起こすのが飽食です
いつも満腹になるまで食べていると、摂ったものが消化しきれずに代謝異常を起こして病気を呼び込んでしまいます。
食べすぎ、満腹も人生を壊す病の原因になるのです。
病気の半分以上が、消化吸収不全が本体であり、それを回避すればおのずと病気の改善や治癒が得られるものと思われます。