脳を鍛えて感情をコントロールする。
人間の脳の前方部分にある前頭業は、感情をコントロールする働きをしていると言われています。
たとえば、何かがうまくいかなくてイライラすることがあっても、前頭葉が働いて、気持ちを静めます。
あるいは気に入らないことがあってカッとしても、やはり前頭葉が働いて、怒りを抑えてくれるのです。
逆に言えば、前頭葉の働きが弱まると、感情がストレートに出るように何かがうまくいかないとイライラが止まらず、周りに八つ当たりしてしまうでしょう。
気に入らないことがあると、すぐに大声で怒鳴り始めたりします。
年を重ねるにつれて気が短くなる人や、怒りっぼくなる人、わがままになる人がいます。
そういう人は、前頭葉の働きが衰えていることが考えられます。
言い換えれば、年を重ねるにつれて穏やかになる人は、前頭葉の働きが健全に保たれているのです。
前頭葉の働きを衰えさせず、健全に保つ方法に、次のものがあります。
「年を重ねても旺盛な好奇心を持ち、ものを学ぶ努力を忘れない」
「人と会話する機会を多く持つ(会話は脳の働きを活性化します)」
「適度な運動習慣を持つ(連動も脳にいい影響を与えます)」
このような努力をしていれば、安心して年齢を重ねていけるでしょう。