お世辞を言ったり、オベッカを使ったりしない
人に気に入られたいという気持ちから、お世辞を言ったり、オベッカを使うことはよくあることです。
しかし、必要以上にオベッカを使うことはありません。
正直に自分の考えを表明して、それで自分のことを好きになってくれるか、それとも嫌いになるのかは相手の判断で、こちらで決めることではない、といった大らかな気持ちでいるほうがいいでしょう。
相手に気に入ってもらいたいと、お世辞を言ったり、オベッカを使うということは、ある意味「心にもない言葉を言う」ことです。
ときには、「ウソをつく」こともあるでしょう。
「相手をだます言葉を言う」こともあるでしょう。
しかし、そのような「真実ではない言葉」の数々は、その言葉を述べた本人の心に影響を与えます。
その人の心を汚し、乱すのです。
お世辞を言ったり、オベッカを使った後は、何となくイヤな気分がするものです。
その「イヤな気分」が、心が汚れ、乱れた証しでしょう。
会う人会う人に、そんな「心にもない言葉」を言い続ければ、心はどす黒くなるほど汚れ、取り返しのつかないほど乱れてしまうでしょう。
心安らかに生きていくためには、必要以上にお世辞を言ったり、オベッカを使ったりしないことが大切です。