男性における趣味のない人は、意外に面倒臭がりの人が多い!
女性は男性とは違って、何かと趣味を見つけ、楽しんでいるようだ。
習い事などへ行ったり、主婦や、独身の0Lも、家事の合間に、何かの「スクール」へゆくのが当たり前になった。
困ったのは、男性のほうである。
女性のほうの人生の楽しみ方はずいぶん多様化してきているのに、男はむかしもいまも相変わらずだ。
生きがいとなるのは仕事だけ、せっかくの休日も寝て過ごす。
これは、うまくない。
一生働くつもりかもしれないが、いつか定年がやってくる。
それから何か趣味を持つのでは遅い。いまから始めよ、である。
ある「無趣味な人」がいった。「趣味を持とうと思って水墨画を始めたんですけどね」。
まあ世の男性も、ここまではゆく。
だが、たいていの場合がこうだ。「ぼくって、やっぱりあきっぽ い性格なのか、三日坊主で終わってしまって」。
しかし、それでもいいのである。そこで、「やっぱり自分には趣味を持つことなどむりなんだな」と、あきらめムードになるのが一番悪い。
「自分の趣味」を持つコツはとりあえず、なんでもかんでもやってみることだ。
水墨画がダメなら、ギターの演奏でもいい。草野球でも石集めでもいい。いくら面白そうなものでも、実際にやってみるとつまらなかった、といったことはよくあるのだから、そこであきらめずに、あれこれと手を出してみることだ。
趣味の世界においては浮気は許される。
チャレンジ精神を旺盛に、どんどん新しいものに目を向けてこそ、一生涯続く趣味も見つかろうというものだ。
それが面倒だというのが男性なのである。
浮気心を存分に発揮できるのが女性なのではないか。
趣味においては、男性は「堅物」である。