どんな病も『肝臓』に注目するほど大事な臓器。
肝臓の働きは素晴らしいものです。
また、肝臓の機能低下における影響や悪い食べ物によって引き起こすものについて軽くお伝えします。
健康の要は、肝臓と腎臓と言われ、大切な浄化槽の働きのあるものです。
この肝と腎をどんな病気でも大事にします。
肝臓は右乳の下にある大きな臓器です。
腎臓とともに体の浄化槽です。
毒素や老廃物を流し、また公害物や食品添加物など体を害するものを排泄するために、一生懸命働きます。
ですから、この浄化槽が弱ると難病や慢性病をおこしてしまいます。
肝臓は食べたものを処理する工場です。
食べたものは胃腸から最後に肝臓に吸収され、この肝臓が働いてくれて処理します。
食品添加物や毒素なども、肝臓ができるだけ体の外に出すように働いてくれます。
また、吸収した栄養分を体にまわしてくれます。
肝臓が悪くなると食欲がなくなるので体は弱ってしまいます。
肝臓は肉と砂糖が苦手で、過剰になると疲労します。
精神的苦痛やイライラ、美食、暴飲暴食は肝臓を傷める原因です。
肝硬変や肝臓ガンなどはその最たるものです。
肝臓はいちばん大きな臓器で、がまん強くがんばり屋です。
肝臓の働きは胆汁の生産と管理、蛋白質の合成、老廃赤血球の処理、有毒、有害物質の解毒、ホルモンやコレステロールの調節にも関係しています。
とくに大きな働きとしては、ブドウ糖をグリコーゲンにかえて筋肉に貯え、必要に応じてブドウ糖にもどし、エネルギーにすることです。
ブドウ糖は穀類、イモ類などの含水炭素がエネルギー化したもので、脳や内臓などの活動源として、どうしても必要なものです。
玄米、ゴマ、豆類、雑穀など胚芽のあるものは頭を良くします。
また、体のカロリー源となるのです。
さらに、肝臓と筋肉は密着している親子のようなもので、深いつながりをもっています。
肝臓が悪くなると「イライラする」「怒りっぽくなる」「感情的になる」といった症状が出てきます。
怒ると筋肉がふるえ出し、相手と闘いたくなって戦闘的になります。
そのとき、筋肉は臨戦体制をととのえるために、筋肉内にある老廃物や毒素を早く肝臓に集めようとします。
こうして、怒りは神経を疲労させ、細胞を硬化させ、病のもとをつくるのです。