苦手なタイプと無理に仲良くなろうと思わない

学生時代には「苦手なタイプの人」とは、無理をして友だちになる必要はありませんでした。

しかし、社会人になると、そうはいかなくなります。

 

苦手なタイプの人であろうとも、その相手が職場の上司や同僚、取引先、ご近所の人、ママ仲間であったりすれば、つきあっていかなければなりません。

とはいえ、苦手なタイプの人とつきあうことは、心理的な負担になります。

自分自身、無理をして話をあわせたり、無理をして笑ったり、無理をして行きたくない場所へつきあったりしなければならないからです。

それが精神的なストレスになって、体調を崩してしまう人も実際にいます。

また、自分の友人や家族に八つ当たりして、身近な相手との人間関係がギクシャクしてしまうというケースもあるようです。

 

これは、苦手なタイプの人と「仲良くやっていきたい」という気持ちが強すぎることが原因です。

いくら職場や近所の人であろうとも、苦手なタイプの人と無理に仲良くする必要はないのではないでしょうか。

事務的に、ほどほどに、つきあっていけばいいのです。

これは、「適当につきあえばいい」という意味ではありません。

 

社交上のマナーだとかルールはきっちり守りながら、ある程度、距離を置いてつきあっていけばいい、という意味です。

無理に仲良くなるのではなく、かといって他人行儀になってしまうのではなく、ちょうどいい距離感でつきあう、ということです。

そうすれば精神的なストレスも少なくなり、苦手なタイプの人とのつきあいで心が乱れたり、動じたりすることもなくなるでしょう。