お酒の席を楽しく過ごすコツ

酒を飲まない人、飲めない人にとって、酒席はかなり居心地が悪い。

ウーロン茶では、おなかがぼちゃぽちゃになるし、「まあ、一杯くらいいじゃないか」などと強要されることもある。

周囲のボルテージが少しずつ上がっていく中、一人しらふである。

できれば酒席には参加したくないと思って当然なのだが、楽しみ方がないわけではない。

 

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酒席で人間ウォッチングをする

ふだんは無口でおとなしく、「何を考えているのだろう」というタイプが、お酒が入ると意外に饒舌(じょうぜつ)になったりする。

会社では「横柄な奴だなぁ」と感じていた人間が、酒席では気配り満点にお酌なんかする。

いつも怒ってばかりで強気一辺倒の上司が、意外な弱音を吐いたりもする。

「こんな一面があったのか」と相手を見直すきっかけになるし、嫌いな相手が「まあ、悪人ではなきそうだ」とでもなれば、得ではないか。

飲めない場合は割り切って、腹の底を眺めて、いいコミュニケーションを築く場にしよう。

まあ、腹の底がわかって、コミュニケーションが悪くなる場合もあるが。

 

からまれたら「トイレ」に立つ

酔い方にもクセがある。泣き上戸。笑いが止まらなくなるタイプ。やたら饒舌(じょうぜつ)になる人。おやじギャグを連発するヤッ……。

まあ、人に不快な思いをさせなければ、どんなクセがあったっていいのだが、「何だ?」と嫌われるクセもないではない。

クドクドねちねち自慢話や悪口を言う、などのクセがそうだ。

その日の酒を「いい酒」にするか「悪い酒」にするかは、そういうクセに、あなた自身がどう対処するかで決まる。

「クドクドねちねち」にたてつくと、とんだしっぺ返しを喰らわないとも限らない。

自慢話におだてを忘れ、悪口に同調すれば、翌日が怖い。

 

「悪い酒」対策にはこれに限る

優柔不断に徹するのである。「煮え切らない奴だな」と思われたっていいではないか。

来るものは拒まず、

話したいなら聞いてやる懐の広を持とう。

「悪い酒」は懐にとどめておき、「ちょっと失礼」とトイレで流してしまえばいい。

酒は楽しく飲む。

それでこそ酒席が盛り上がり、明日のやる気につながるのだ。