野菜パワーを丸ごと吸収!!
食前に食べる野菜にはすばらしい効果があります!
食生活における生活習慣病を抑えるすぐれもの
「食前にたっぷりの野菜」を食べることで、野菜の持つ豊富な栄養素きたっぷり摂取できるのも、大きなメリット。
「疲労回復、免疫力アップ、生活習慣病予防など、野菜のもたらす力は計り知れません。特に生野菜は、食物酵素きたっぷり含んでいて胃腸にかかる負担も少ない。さらに水溶性の食物繊維が腸内環境を整えてくれる働きもします。日ごろ野菜不足で偏った体を1度リセットするという意味でも、野菜ドカ食いは有効だと思います」
食前にたくさんの野菜を食べることで食を抑えるダイエットもできて、体のメンテナンスも行えてしまうのです。
まさに一石二鳥ばかりか一石三鳥も四鳥にもなる、体にうれしい健康法といえそうだ。
野菜のヘルシー効果をで挙げてみた。
疲労回復、アンチエイジングに効く!
紫外線や排気ガス、食品に含まれる添加物、ストレス など、さまざまな外的要因によって、体の中には毎日”活性酸素”が発生している。この活性酸素により、体に疲労やだるさを感じたり、シミやシワができたり と外面、内面共にさまざまな老化現象が起こるのだ。そんな有害物質の除去に有効なのが、抗酸化物質と呼ばれる栄養素。ビタミンC·E、ミネラル、フィトケミカル(ポリフェノールなどの総称)などがそれに当たる。
免疫力を高める!
免疫力が低下すると、カゼや病気にかかりやすくなったり、体の疲労が抜けないなど、さまざまな不都合が引き起こされてしまう。その予防法の1つが血流をスムーズに、さらさらの状態で流しておくこと。ビタミン、ミネラル、カロテンなど、野菜に含まれる栄養素がその役割を果たしてくれる。同時に血をドロドロにし内臓脂肪になりやすい糖質の摂取は控えることが免疫力アップのポイントだ。
血圧上昇を抑える!
血圧上昇の最大の要因は塩分。塩分摂取量の目安は1日100g以下といわれているが、外食やコンビニ食が多いと、どうしてもとり過ぎとなってしまう。その予防に有効なのが2種類の食物繊維と、ミネラルの1つであるカリウム。水に溶ける水溶性食物繊維が腸内環境を整え、一方で不溶性食物繊維が便に余分な塩分を吸着させて体外に排出させる。さらにカリウムが血中のナトリウムを外へ出す役目を果たす。
コレステロール値を抑える!
肉や卵などの動物性食品に多く含まれるコレステロール。適切な量であれば問題ないが、とり過ぎると心筋梗塞、狭心症を引き起こす原因となる。その予防としても、食物繊維が有効だ。糖質と同様、食事の最初に野菜を食べ、腸に食物繊維のバリヤーをはることで、吸収が抑えられる。さらに、野菜に含まれる多価不和脂肪酸により、肝臓で吸収されたコレステロールも分解される。
特に食べたい野菜
キャベツ
ビタミンUが豊富で胃の粘膜を丈夫にし、胃炎や潰瘍の回復を助ける効果がある。また疲労回復や肌荒れ対策にひと役かってくれるビタミンCも豊富に含まれている。
レタス
葉色の濃いサラダ菜やリーフレタス類に含まれるカロチンには、活性酸素を抑える効果が。またビタミンEには、血流をよくする効果がある。さらに塩分を体外に排出させるカリウムも豊富に含まれる。
もやし
エネルギー代謝を促進し、アンモニアの体外排出を促すアスパラギン酸には、疲労回復作用がある。また、美肌づくりに欠かせないビタミンCやビタミンB群が豊富に含まれるのももやしの特徴。
大根
デンプンの消化を助ける分解酵素アミラーゼの働きにより、二日酔い、整腸作用などに効果が期待できる。また、特に皮に多く含まれているビタミンCは、免疫力を高め、風邪予防にも効果がある。
にんじん
主に体内の粘膜を正常に働かせるカロテンが豊富に含まれており、夜盲症の改善やニキビ・吹き出物の予防に効果的。また、カロチンの一種であるαカロテンも含まれ、大腸がん予防の作用もある。
オクラ
ねりのもとは水溶性食物繊維のペクチンと多糖類の一種、ムチン。ペクチンには整腸作用があり血圧、コレステロール値を低下させ、高血圧、動脈硬化に効果的。ムチンにはたんぱく質の消化促進作用がある。
ブロッコリー
解毒酵素の生成に関わる働きを持つスルフォラファンには、がん予防の効果があるといわれている。同じくがん予防に効果が期待されるビタミンC、皮膚の粘膜を保護するカロテンも豊富に含まれる。
トマト
トマトの赤い色味成分リコピンには、有害な活性酵素の働きを抑える強い抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化などの予防が期待できる、また、血管を強化するルチンにも、同じく動脈硬化予防の硬化がある。
アルファルファ
強い抗酸化作用を持つビタミンEにはアンチエイジング効果が期できる。また、ビタミンKがカルシウムの働きを促し、骨を丈夫にする。さらに貧血や口内炎の予防になる葉酸も豊富に含まれている。