50代の有意義でキラキラと輝いて過ごす生きる条件

50代の人の中には「今はリストラ、失業の不安の中で、心に余裕がない。転職先を探すのが最優先」と考える人も多いかもしれない。

気持ちは分かるが、先は長いのだ。

今、軽率に行動して将来に問題を残すよりは、ここでじっくり構えて「50代からの後半生を、より楽しく有意義に過ごす作戦」を展開したほうが賢明な選択」であり、その要素、条件はやり方次第で十分に整えられるからである。

そのためには、

どう過ごすのが、有意義な楽しい過ごし方かをじっくり練ることである。

 

そうでなければ、仮に経済的基盤は確立されたとしても、精神的に満たされず、何のために生きているのか分からなくなるからである。

したがって、第二の人生では、「精神的満足、充実を実現するために、経済的な基を確立する」という考え方をとるようにする。

つまり、経済的基盤を優先させるのでなく、精神的充実、楽しさを優先させるのだ。

 

いいかえれば、価値あること、楽しいこと、精神的に満足できること、やりたいことなどを成り立たせるために、収入の道、経済的基盤を確立させるという方向に発想を転換することが必要なのである。

これを可能にするには、何がしたいのか、何をしていると楽しいのかを、はっきりさせることが先決となる。

それと同時に、収入のために妥協したり、何かに従属して仕事をする考え方をやめて、存在価値のある人材になって、堂々と収入の道を確保することも必要であろう。

何をするにも「健康」は大切である

 

専門家がいっているように、経済的基盤が確立されていたとしても、健康を害したのでは、何をしても楽しくないだろう。

心身の健康チェックと健康の維持増進は、必須条件である。が、それも「健康、健康」と目の色を変えていれば達成できるのかというと、必ずしもそうとはいいきれない。

人間は、何か一生懸命に打ち込むものがあってはじめて「生きがい」を感じるし、そういうものがあれば、心も満たされ、健康も増進される、という面がある。

健康にめぐまれていても、一生懸命になれるもの、楽しいものが何もなく、話し相手もいない|というのでは、悶々とした日々を送るうちに健康を害するということも考えられる。

だから、「生きがいを探すこと」「自分がプロとして通用するものを探すこと」「仲間づくり」などが、楽しい第二の人生を実現するための前提となるのだ。

以上のことを踏まえて、人生の折り返し点に立ったシニア世代が、50代に何をすべきか、 そのライフプランを具体的に考えていこう。