40代は人生の後半戦に入るわけですが、このあたりで、半生を振り返ってみると、違った視点で自分を見直すチャンスになります。
生まれたときから子ども時代、青年時代、30代、そして40代の今日に至るまでを思い返して、年表にしてみるのです。
いま、人生の半分が過ぎたことに向き合い、その半生がどんなものだったかを考えてみましょう。
人生の半分が過ぎたといわれても、そんな実感がない人がほとんどでしょう。
若い頃は、自分の将来に対しての興味しかありませんし、それは、その世代の特権でもあります。
それから20年走ってきて、あなたの人生はどのようなものになったでしょうか。
これまでのところ、思いどおりに進んだでしょうか?
思ったよりも苦労が多かったでしょうか?
自分が望んできたものは、得られているでしょうか?
そして、それを踏まえたうえで、これから、どう生きたいでしょうか。
そこを考えるために、半生を振り返ってほしいのです。
これまでに何をやってきて、どんな人たちと知り合ったり、仕事をしたり、助けてもらってきたのかを思い出すチャンスにもなります。
新人の頃に面倒を見てくれた先輩、仕事の基礎を教えてくれた上司、いつも見守ってくれた両親、兄弟姉妹、友だち、パートナー・・・いまはもう、鬼籍に入ってしまったり、会わなくなった人たちもいるかもしれません。
その人たちのことを思い出し、感謝して、人生の後半に踏み出していきましょう。