人生でもっとも大切なもの
ちょっと前まで当たり前だと思っていた健康と時間が、40代ではだんだんショートしていきます。
40代は、いちばん忙しい時期でもあります。
職場ではベテランになり、役職もつくようになります。
自分の仕事に加えて、後輩や部下の面倒も見ていかなければなりません。
家では、子どもたちが思春期を迎え、幼児の頃とはまた違った心配が出てきます。
あれだけ一緒にいたのに、いまでは避けられたりして落ち込むこともあるかもしれません。
また、親の介護に直面する人もいるでしょう。
自分の親も、パートナーの親も年老いて、介護までいかなくても、頼る立場から頼られる立場に、親子関係が逆転するのも40代です。
弱ってくるのは親だけではなく、自分自身の体力も落ちていきます。
ガンなど、命にかかわる病気にかかることもあります。
実際に病気になった人は、入院して初めて、「健康というのは、ずっとあるわけじゃないんだ……」ということに気づくのです。
ふだんは、あって当たり前、もっていて当たり前のものが、失われて初めて、その価値を知ることがあります。
お金、パートナー、仕事もそうですが、特に時間と健康は、その最たるものといっていいでしょう。
人生において、特に40代以降では、時間と健康が私たちの何よりの資産になります。
どんなにお金があっても、健康でなければ意味がありません。
先日、会社勤め先の社長ががんで亡くなり、お金をもっていても健康を買うことができなかったんだな・・・非常に残念な気持ちになりました。
健康志向で生活を送る事を痛感したものでもあります。
お金やその他の資産は、健康であれば、いくらでも、あとでつくることができる可能性があるのも事実です。