若い世代についていけないと感じた時に

若者をあと押しするポジションが素晴らしい。

 

50代の人生を充実させるコツの一つに、若い人たちの相談相手になること、若い人たちに協力してあげることがあげられます。

長い人生で蓄積した経験や知識は、自分が感じている以上に貴重なものです。

それを、若い人たちの今後のために役立ててあげるのです。

毛利衛さんは、NASA(アメリカ航空宇宙局)のスペースシャトルに乗って宇宙へ行った初の日本人として有名です。

その毛利さんは、50代になるまでは、とにかく自分が宇宙へ行くことばかりを考えていたと言います。

そして、50代前半で、二度目の宇宙飛行を実現します。

しかし、年齢的に、今後いつまでも宇宙に行けるわけではありません。

そこで毛利さんは、新しい生きがいと、自分にしかできない役割を見つけ出すために、こう考え方を切り換えました。

「今後は自分のことばかりを考えるのではなく、宇宙飛行士になることを夢見ている人を応援したり、また若手の宇宙飛行士を育成していく活動を優先してやっていこう」

そして、宇宙開発に関わるさまざまな人材を育成する活動に情熱を燃やすようになったのです。

 

その結果、充実した毎日を送っていると言います。

50代は、毛利さんのように、若い人が夢を叶える手助けをしてあげる意識を持つことが大事です。