はちみつを一歳未満の乳児には与えないでください!

と言われるのはなぜなのでしょう?

 

おいしさの秘密は『公正マーク』にあり!

現在、ほとんどのはちみつは外国産。

これまでの輸入はちみつは、くせが強いため、一時は盛んに脱色、脱色が行われていました。

そして、はちみつに含まれる、せっかくのビタミンやミネラルを奪ってしまう結果に。

しかし、最近では良質のはちみつが出回るようになり、品質はずっとよくなっています。

 

はちみつのパッケージに「一歳未満の乳児には与えないでください」という表示があります。

「消化に悪いの?それとも、添加物が?」

と心配されていますが、そうではありません。

はちみつが呼吸困難などを引き起こす、「乳児ボツリヌス症」の感染源の一つとされ、厚生省の指導で、こういう表示をつけることになっているのです。

ですから、一歳以上の子供は問題なし。

はちみつを選ぶなら、「全国はちみつ公正取引協議会」の公正マークのあるものを。

よいはちみつを選ぶ一つの目安になります。

「紅茶にははちみつを入れたら、色が黒みがかってしまった。前のはちみつはこんなことはなかったのに、このはちみつは品質が悪いの?」と質問されることがあります。

実は、これは、はちみつに含まれている鉄分の量の違いによって起こる現象ですから、品質には問題はありません。

はちみつは、花の種類によって鉄分の含有量が違います。

アカシアやシナノキのはちみつには、鉄分が多く、レンゲやなたねのものには少ないのです。

鉄分の多いはちみつを紅茶に入れると、鉄が紅茶のタンニンと反応して、タンニン鉄の黒みがかった色になるのです。

なお、普通、はちみつの鉄分は100グラムあたり0.8ミリグラムくらい。

しかし、アカシアやシナノキなどを蜜源とするはちみつでは5ミリグラムくらいの鉄のものが多くなります。