人生の楽しみは「いろんな人とのつきあい」で決まる

どうしたらソリが合わない人間とうまくつきあっていけるのだろうか。

結論から言えば、これについてはベストの方法というのはないようだ。

なぜなら、誰とでも仲良くつきあうための方法はないからだ。

ただし、ベターな方法はある。

それは、まず相手のことを充分に知ってから対策を立てることである。

 

誰とでもうまくやっていきたいという八方美人の考え方は、結局、孤独を生むしかないように思う。

誰とでもうまくやっていくというのは、裏を返せば、誰とも深くつきあっていないということとと同じである。

だから、万人に共通するつきあい方を考えるよりも、誰かにターゲットを決めてつきあう方法を考えるほうが成功しやすい。

たとえば、もし、あなたの上司が、ウマがあわなかったりソリのあわない人間だったなら、まずは、あなたが持っているその感情を、ウマがあわない人以外の人たちとつきあうときにも押し広げていかないことだ。

そこで感情を断ち切り、引きずらない。

つまり、あなたとその気の合わない上司という特定の関係に限定して考えることである。

不特定多数のみんなと仲良くする方法は、たぶんないだろうが、特定の相手と仲良くするのは、そんなに難しいことではないと思う。

つきあわねばならない相手が限定されていれば、事前にそれなりの対策を立てれば、うまくいくことが多い。

それに、そのようにあなたとウマがあわない上司でも、あなたとはうまくいっていないが、ほかの部下とは何とかうまくいっている場合が多いものだ。

誰とでもウマがあわせられる人はいないが、誰ともウマのあわない人もいないのである。

すると、そのウマのあわない上司とウマがあっている人たちの真似をして上司の懐に飛び込むための努力すれば、あなたも上司の仲間内に入れる可能性がある。

 

そこでどんな努力をするかというと、まず、そうした上司との関係がうまくいっている人の意見を聞いてみることだ。

どんな人間も、長所もあれば欠点もある。

また、欠点といえども、別の面から見れば長所になることもある。

だから、今、あなたが嫌いだと思って見ている相手の欠点も、角度を変えて別の面から見れば、長所に思えるかもしれない。

どんな人間でも、一応は会って取材して情報を集めておくことが必要だ。

取材もなしに、相手を一枚のレッテルを貼って片付けるのは間違っている。

人間に関するデータは、集めて集めすぎることはない。

すばらしい人と出会うことができれば、人生の楽しみが増えることになる。

世の中には不愉快な人もいる一方で、こちらを愉快にしてくれる人も大勢いるのである。

そうした人と出会うためには、まず、その人と会ってみなければならない。

その人と接してみなければならない。

そのためには、まずは相手のことを知り、的確な気配りができるようにしておくことである。