どうせ引き受けるなら、快い返事をする
仕事を終えて「さあ帰ろう!」というときになって、まるで待っていたかのように、
「なあ、キミ。このメモを明日の朝まで、ワープロで打っておいてくれよ」といってくる上司がいたのだそうです。
やりたくない仕事。
でも立場上、断ることはできない。
こういうときの対応や話し方で、損をすることもありますし、得をすることもあります。
「ええ、そんなー。もう就業時間終わりじゃないですか!もっと早くいってくださいよね。私にも都合ってものがあるんですから」・・・これは、不合格です。
「急ぎなんですね。わかりました。なんとかします」・・・これは、及第点です。
「はい。喜んでやらせていただきます!」・・・これは、返事としてはいいのですが、損な役回りを継続的に押しつけられることにもなりかねないので、不合格ではありませんが、望ましいともいえません。
「かりました。でも、課長。明日の昼ご飯、おごってくださいよ」・・・これが、合格のように思います。
あるいは、
「課長、頼みますよ。もうちょっと早くいってくれたら、会社から残業代をふんだくらなくてよかったんですから、あはは」
というくらいのユーモアで対抗できたら、理想的ではないでしょうか。
どうせやる(やらなければならない)なら、イヤミったらしくしないほうが、絶対に得です。
かといって、なんでもかんでも受け入れたら、それが自分の役目のような空気が生まれてしまいます。
明るく、楽しい雰囲気を作りながらも、ある程度のプレッシャーをかけていくのが、実践的で有効な手段といえるのではないでしょうか。