会話力を上達させる”必勝の心構え”

『か・い・わ』で覚える三ポイントの原則による方法

これからあらゆる場面に応じた「話す力」の原則を述べていこうと思いますが、まず基本として、誤解を招かずに、よりスムーズに相手に伝えるための「表現方法」について述べておきましょう。

そのポイントは語呂合わせで、「か・い・わ(会話)」という三つの頭文字で表わすことができます。

まず1番目の頭文字の「か」は、「簡潔に話す」ということです。

友だち同士の会話なら別ですが、ビジネス電話では、だらだらと要領を得ない話し方は禁物です。

 

3つのポイントで簡潔な会話を心がける。

① “キーワード“を入れる

「キーワード」とは、『その言葉を言わないと自分の考えや必要な情報が相手に伝わらない』という核となる言葉です。

 

②”歯切れよく”話す

「~て、~で、~が」という「点(、)の多い」表現にしないこと。

できるだけ「丸(。)の多い」文章にして、「接続詞」を使い、メリハリのある、歯切れのよい会話を心がけましょう。

 

③「結論先行」で話す(項目などで話のポイントをまとめておく)

「○○についての連絡が三つあります」という表現方法です。

話すほうも聞くほうも整理しやすくなり、お互いの「行き違い」や「誤解」を少なくすることができます。

 

「印象深く」話す三つのポイント

次に、二番目の頭文字の「い」について。

これは、「印象深く」の「い」となります。

これについても、ポイントを三つ示しておきます。

 

① 相手の”イメージ”に訴える

「色」「形」「音」「様子」「姿」など、自分で理解していることをより正確に相手に伝えていくために、「臨場感」のある話し方をして、「相手のイメージに訴える」という表現方法です。

何かの「実況中継」などをしたりして、印象深く話すための表現力を磨いてみてはいかがでしょうか。

 

② “膨らみをつけて“話す

「落語」に代表される話し方です。

「クマさん!」「何だい、八つぁん!」などと、一人二役で、会話形式でストーリーを話すことによって、現実にその場にいるような感覚になります。

「言葉で絵を描く」という感じで話すと効果的でしょう。

 

③ ”気持ちを込めて“話す(熱意が人を動かす)

言っていることがもっともでも、その言い方に気持ちがこもっていなかったり、感情が入りすぎて強い語調で話したりすると、相手に違和感を感じさせ、結果的に効果が上がりません。

「熱意が人を動かす」ということを忘れずに、できるだけ相手の感情(気持ち)に訴える話を心がけましょう。

 

『わかりやすく』話す三つのポイント

さて、三番目の頭文字の「わ」です。

これは「わかりやすく」の「わ」となります。

ここでも「わかりやすく」話すポイントを三つ押さえておきたいと思います。

 

①”分けて“話す

「わかる」とは、「分ける」ことだと言われます。

「全体と部分」「原因と結果」「よい例と悪い例」などと分けて話すと、わかりやすい話になるのです。

まるで位置関係が明確な地図を見るように、すぐに理解することができます。

 

②相手の目線で話す

「相手に応じた表現や言葉づかいの工夫」ができるようになれば、あなたは、もう立派な「話し上手」です。

たとえば、電話であなたの会社までの「道順」を聞かれた場合、「現在位置は、どちらですか?」「湯島天神はご存じですか?」などと質問して、相手が「どこまで知っているか」が明確になれば、「どこから説明したらよいか」もおのずと明確になるのです。

 

③”具体的に“話す

 

話力アップのか・い・わ「3×3」ポイント

か★「簡潔に」話す

① “キーワード”を入れる

②  “歯切れよく”話す

③ 「結論先行」で話す

 

い★「印象深く」話す

① ”相手のイメージに訴える

② “膨らみをつけて”話す

③ “気持ちを込めて”話す

 

わ★「わかりやすく」話す

①  “分けて”を話す

②  “「相手の目線」で話す

③  “具体的に,話す

 

日本人の表現は、一般的に「曖昧」であり、「抽象的」な言い回しが多いと言われています。

代表的なのが国会での「答弁」です。

「前向きに検討いたします」善処します 」等々です。

しかし、これはビジネスの場や電話応対となると通用しません。

 

それとも1時間後なの

「ビジネスはつねに具体的である」という言葉があります。

電話の場合、「のちほど、かけ直します」と言っても、「のちほど」とは五分後なのか、かがハッキリしません。

逆に言えば”どのように“でも解釈できるのです。