ほろ酔い気分の適量でお酒を飲むことで、絡み合った心をときほぐしてくれる!

人と話しているうちに、自分の気持ちに整理がついてくるのは、よくあることだ。

他の人の話を聞いているうちに、「そういう考えもあるのか」と自分のこりかたまっていた考えに転換が起こったり、自分にも思い当たることがあってひそかに反省したりすることも多い。

会社の帰りに一杯飲みながら、ほろ酔い気分で会話を楽しむのは、いちばん手軽なストレス解消の薬ではないだろうか。

気の合う仲間と飲むのもいいし、ときには上司や後輩など、年代や立場の違う相手と飲むのもいい。

女性と飲むのも、また楽しいだろう。

 

Contents

アルコールの飲み方次第で健康とストレス発散でよい明日を迎える

アルコールの効能の第一は、精神的な抑制をすみやかに解消してくれることだ。

酒を飲む人間なら、酔うほどに抑制がとれていく、あの解放感がわかるだろう。

穏やかな幸福感につつまれ、快活になり、束縛から放たれていくような気分だ。

また、アルコールは、体に必要な睡眠と食欲の増進にも役立つ。

1日の生活にピリオドを打つ節目になる。

酒を飲んでいると、「きょうも一日の仕事が終わった」という充足感があり、生活にメリハリがつくのである。

そのため、一日の締めくくりに酒を飲むことはおすすめなのです。

一日の最後に明確な句読点を打つことで、次の日にあれこれのストレスを持ちこさないように工夫しているのだ。

酒が一日のリフレッシュ休暇なのである。

 

ほろ酔いの適正飲酒を守れば良いお酒になる

しかし、アルコールには依存症があるので、中毒にならないように、適正飲酒を心がけてほしい。

アルコール健康医学協会が勧める「適正飲酒」のポイントは次のようなものである。

酒量は日本酒二合以内、ビール二本以内、ウイスキーのダブルの水割り一杯まで。

休肝日は週2日。

二〇度以上の酒は薄めて飲む。

酒は食事とともに。

薬といっしょにには飲まない。

ひとり酒より、おおぜいで楽しく飲むこと。

女性は妊娠期間には飲まないこと。

歳をとるにしたがって、酒量が減れば理想的だ。

「今日も1日の仕事を終えたごほうびにうまい酒が飲める」と自分にいい聞かせている。

何もせずに酒びたりになるのは逃避である。

飲み方によって、百薬の長にもなるし、毒薬にもなるのが酒なのだ。