腸内環境を良くすることは健康につながることなのです。

腸の働きは、消化や吸収だけではありません。

腸内環境を改善することで健康になることができますので、目を向けてみましょう。

腸の中に住み着いた腸内細菌(善玉菌)が腸内免疫の活性化に深く関与している事が解っている。

腸内細菌は腸内の免疫に非常に大きな役割を果たしています。

体に良いものと悪いものを区別して、有害なものは排除する仕組みができる優秀な腸内の細菌によって調整してくれています。

腸内にいる腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると、免疫機能が低下して病魔に侵されやすくなります。

腸内環境を整えるにはどうしたらいいでしょうか??

 

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肉の多い食事を控えましょう!

腸内の悪玉菌の大好物は、肉などたんぱく質や脂肪を多く含む食品である。

ハンバーガーなどのファーストフードは悪玉菌が好む典型的な食事といえるでしょう。

悪玉菌はたんぱく質やアミノ酸を分解し、悪臭のする有害物質を作り出す。

便秘や下痢、肌荒れ、腸炎はもちろん、これらの物質が身体中に運ばれ、動脈硬化、高血圧などの病気の原因にもなる。

肉の食べ過ぎでニトロソアミンと二次胆汁酸がそろうと、大腸がんのリスクが跳ね上がる。

腸内環境を悪くするだけでなく、がんのリスクまであります。

 

適度な運動をする

運動不足になると、腹筋が弱まり、腸のぜん動運動が弱まって便秘になりやすくなる。

運動をすれば腸が揺れて動きが活発になるが、強すぎる運動は交感神経を興奮させる。

交感神経が興奮すると腸は動かなくなるので、むしろ軽い運動がいい。

過度な運動は逆効果です。

軽い腹筋運動や、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的。

 

ストレスをためこまない

ストレスがたまると、自律神経のバランスが乱れ、腸の運動が悪くなって便秘が起こりやすくなる。

健康な腸内細菌を持つ個体は、不安や心配などのストレスが少ない。

腸の健康を保つためには、副交感神経が優位となる「リラックスして過ごす時間」をバランスよく確保することが必要になる。

自分に合ったリラクゼーション方法を見つけて、腸内環境を良くしましょう。

 

食物繊維や発酵食品を摂取する

食物繊維は、便の元となり腸を刺激して便通につながる「不溶性食物繊維」と、腸内で水に溶けて有害物質を吸着し体外へ排出する「水溶性食物繊維」に分けられる。

不溶性と水溶性の食物繊維をバランスよくとることで、おなかの中をよりキレイにすることができます。

水溶性食物繊維を多く含む食べ物には、りんご、バナナなどの果物類、しいたけ、えのきだけなどのきのこ類、わかめ、こんぶなどの海藻類がある。

不溶性食物繊維を多く含む食べ物には、大豆、いんげん豆などの豆類、ブロッコリー、ごぼうなどの野菜類、さつまいも、さといもなどのいも類があります。

善玉菌を増やすにはヨーグルト、漬物、納豆、チーズなど発酵食品を食べる。