人とのつながりを考えたときに、40代は、ぽっかりエアポケットに入ったような感覚を覚えている人が多いかもしれません。

若い頃は目の前のことに忙しくしていても、学生時代からの親しい友人たちもいるし、何かと出会いのチャンスに恵まれます。

けれども40代になると、学生時代の友人とも疎遠になり、かといって、新しい友人をつくるほどの時間の余裕もありません。

一方、お正月から年末まで一年にやるべきことが、おおよそわかって、なんとかこなせるようになり、ちょっと余裕も出てきます。

マラソンでいえば、ずっと全速力で走ってきて、自分の体力や呼吸、リズムがつかめるようになり、自分の走りができるようになってきたというところでしょうか。

 

40代は、感情的には、ちょっとホッとしているところかもしれません。

そのときに無性に同窓会に出たくなったり、昔の彼氏や彼女に連絡してみたくなったりという気持ちがわいてきます。

離婚経験のある人は、別れた奥さんや旦那さんと連絡を取ってみたり、よりを戻したい気分に駆られたりすることもあるようです。

自分のルーツが気になったり、過去の人とのつながりを思い出したりします。

自分のDNAを残したいと考える人もいます。

 

人は人とのつながりによってしか幸せになれない.

そのことに気づく年代でもあるということかもしれませんが、過去も、そして、いまも誰かと深くつながっているという感覚をもつことは、自分の幸せを深く感じるという意味でとても大切です。