50代の人生を送るためのテーマの立て方について

どうしても今の現状の生活視点からみると、そのまま流されて生きている50代でもあり、それを変えるのも困難なのかもしれない。

あなたの生活環境に左右されることだが、50代といえば、近い将来の高齢者になるための下準備時期でもあるといえる。

ここで、魅力ある高齢者(お年寄り)になるために、「50代から何をしておくか」に焦点を合わせよう。

 

それは、よい勤め口を探すことでもないし、有利な利回りの利殖法(財産をふやすこと)を見つけることでもないと思う。

あるいは、年をとってから同居してもらえるように、息子や娘から約束をとりつけておくことでもないだろう。

 

よい勤め口があったほうが、ないよりはましだろうし、有利な利殖法も、知らないよりは知っているほうがいいだろう。

が、むしろこれからは、ょい働き口が向こうから飛び込んでくるように、自分の知識や能力を見直し、磨きをかけておき、そういう情報が入るような「仲間づくり」を心がけることが大切であろう。

 

そして、何よりも自分自身で、

「何が好きか」

「何をやっている時が楽しいか」

「何をやりたいか」

「どんなことで人の役に立てるか」

などを、じっくりと見定めることが重要である。

多くの人にとって問題は、それをどうやって具体的にはっきりさせていくか、であろう。

 

一つの方法としては、自分が「あのようになりたい」と思うお年寄り、先輩を見つけて、徹底的に研究することも考えられる。

あるいは仕事を通じて知り合った人、学生時代の友人、異業種交流で知り合った人、地域の人々、奥さんの友だち、それに趣味を通じて知り合った同好の士などの中から、「本当の心の友」を選別していくのもいいだろう。

 

また、そういう知り合い、仲間などとの対話、そういう人々からの情報をもとに、自分のライフスタイルを徐々に固めていけばよいのである。

焦る必要はないし、たっぷり時間はあるのだから。

だからといって、いつまでもグズグズと結論を先へ延ばす必要もないのである。

とにかく、アクションを起こすことだ。

たとえば、身体も心も元気なうちに、長期滞在型リゾートを「体験する」というのはどうだろう。

それに、海外旅行もこの年代にしておくことだ。

年をとればそれだけ身体がきつくなることを考えておくべきである。