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頭をボーッとする時間を設けてリラックス
週末にリフレッシュの時間を持つことが大切なのはわかっていても、誰もがそういう時間をつくれるわけではありません。
仕事が忙しく、週末も出社を余儀なくされたり、週明けからの仕事の準備に追われることもあります。
また、日頃ないがしろにしている家族にサービスをしなければならない場合もあると思います。
このように、自分の時間を確保しにくい人でも、1日に1時間くらいは自由な時間をつくれるはずです。
ちょっとした合間のわずかな時間でもいいですから、ときには青空を眺めながらボーッとして過ごしてみてはいかがでしょうか。
何も考えず、ただ青空を眺めるだけで、心も頭もスッキリします。
ボーッと過ごす間は、脳をほとんど使いません
脳をほとんど使わない状態にすることで、疲れた脳を調整するのです。
脳は、日常の活動中、さまざまな情報を取り入れています。
その情報は脳に蓄積されるわけですが、忙しく活動していると断片的な形であちこちに保存されてしまいます。
そのため脳はごちゃごちゃした状態となって、記憶が思うように取り出せなかったり、集中しようとしてもなかなかできないという事態も起こってきます。
また、脳を休ませようとスイッチオフにして休日モードにしようとしても、仕事モードから切り替わらないこともあります。
そこで、わざとボーッとした時間をつくり、脳を使わない時間をつくるのです。
すると、脳の中が自然に整理され、脳がリフレッシュされるのです。
それは、ちょうどパソコンのメンテナンスに似ています
パソコンに詳しい人ならおわかりでしょうが、買ったばかりのパソコンは起動も速く、ソフトウェアもサクサクと快調に動きます。
ところが、使い込んでいるうちに、だんだんと起動に時間がかかるようになり、ソフトウェアの動作も鈍くなっていくのです。
使い込んでいくうちにパソコンの動作が遅くなる原因のひとつは、さまざまなソフトウェアやファイルがたまることによって、パソコンの記憶装置内に連続した空き領域が少なくなるからです。
ですから、定期的にソフトを使って、ファイルを再配置する必要があります。
つまり、バラバラに配置されていたものを、ひとつの場所に整理整頓するのです。
これにより、空き領域が確保され、パソコンの動作は改善されることになります。
週末に一時間程度、ボーッとした時間を過ごすのも、パソコンの場合と同じです。
脳の中でバラバラになった情報を、スッキリと整理整頓するのです。
すると脳の処理速度も再び向上し、いざ仕事にかかろうというときも、パッと切り替えることができるわけです。
忙しい現代人は、なかなか空を見る機会もありません
ちょっと足を止めて、上を見上げてみてはいかがでしょうか。
頭上に広がる青々とした空を見ているだけで、フワッと気持ちが軽くなり、体の緊張が解けていくのが実感できるはずです。
その心地よさが脳をメンテナンスしてくれるのです。