一人になる時間を大切にする
ある精神科医が言うには、「人づきあいがいい人ほど、キレやすい」そうです。
気心の知れた人たちと一緒に食事をしたり、遊びに行ったりすることは、とても楽しいものです。
また、自分とは違った考え方や趣味を持つ人と話をするのは、自分にとって、いい刺激にもなります。
仲間たちと議論しあったり、力をあわせたりして、大きな仕事を成し遂げることは、大きな喜びにもなります。
しかし、人づきあいは、仕事でのものにしろ、遊びでのものにしろ、マイナスに働くと「精神的に疲れる」のも事実です。
人づきあいは楽しいものばかりではありません。
わずらわしい人づきあい、腹が立つ人づきあいもあります。
そのようなことで溜まったストレスを、「一人になる時間」は解消してくれます。
一人になる時間は、人づきあいで溜まった疲れを癒してくれるのです。
ですから人は、一人になる時間を大切にする必要があります。
しかし、「人づきあいがいい人」は、そのような一人になれる時間が少ないのです。
朝から夕方までいろいろな人とつきあい、夜はまた誰かと遊びに出かけます。
一人になる時間は、トイレかお風呂に入っている時間、また寝る時間だけです。
しかし、それでは人づきあいで溜まった疲れやストレスは癒されません。
ですから、そのために心が乱れて、ちょっとしたことでキレやすくなります。
いくら人づきあいがいい人であっても、キレやすい人は結局相手から嫌われてしまうでしょう。
よき人間関係を保つためには、一人になる時間を多く取ることが必要なのです。