物の整理整頓が気持ちの整理整頓になります!
自分でも理由がわからず落ち込むときもあるが、はっきり原因があるときもある。
例えば失恋だ。
ある男性は、そんなときは、その恋を思い出させるようなものは全て捨ててしまうそうだ。
全てを断ち切るために、とことん捨てるのだという。
彼女からもらったプレゼント、写真、デートのときによく着た洋服・・・
忘れるために、こんなふうに徹底的に捨てるのもいいのではないだろうか。
仕事で大失敗をやらかしたときも、それを思い出すようなものを全て処分してしまう。
もちろん、無責任に結果をほうり出せということではない。
けれども、もうすんでしまってしかたのないことなら、すっぱり忘れて気持ちを切り替えるために、処分するのもいいだろう。
特に忘れたいことがあるわけではなくても、整理整頓したり、掃除するのは、気持ちの切り替えに役に立つ方法だ。
どうも仕事に集中できない、考えがまとまらない、というときにデスクを片付けたり、いらないデータを捨てたり、ファイルを整理したりの作業をすると、妙に頭がすっきりすることがある。
もちろん、忘れていたデータで必要なものが出てきたり、あれこれひっくり返したためにアイデアが生まれたり、という現実的な効用もある。
頭を使う仕事の人には、掃除もお勧めだ。
掃除は、一種の肉体労働だ。
頭を使って疲れたあと、ただ何も考えずに黙々と掃除をすると、なぜか心も落ち着いてくる。
床のふき掃除とか、トイレ掃除もいいだろう。
お風呂のタイルや溝を黙々とブラシでこするのもいい。
洗いあがったときは、気分もすっきりさわやかだ。
年末に大掃除したあとに、気分がすっきりと改まった経験は誰にもあるだろう。
周囲がピカピカしていると、なぜかやる気がわいてくる。
大掃除ほどでなくても、日常的に気分を改めるために掃除を活用するわけだ。
掃除なんて女性がするものだと思っている男性は、その考えを改めてほしい。
掃除のできる男は、仕事もできるようになること間違いなしだ。