砂糖の摂りすぎは、万病のもと
分解するのに大量の酵素が使われている
あなたは甘いものに目がないほうですか?
ケーキやアイスクリームにチョコレート、ようかんにおまんじゅうに菓子パン、、、
甘いものは種類も豊富です。
「甘いものの誘惑には勝てない」「甘いものは別腹」などと言い訳をしながら、ついつい手を伸ばしてしまいがちです。
しかし、砂糖(ショ糖)は、摂りすぎると体に多くの悪影響をおよぼします。
砂糖には、純度を高めたり、白くしたりするために、さまざまな化学薬品が使われています。
これが消化に大きな負担となります。
そのうえ、特有のサラサラ感を出すために、ビタミンやミネラルといった天然の栄養成分は取り除かれてしまっています。
砂糖はブドウ糖と果糖が結びついてできています。
この二つの糖は一度くっついたが最後、分子の結合は強固そのもので、胃酸や酵素でもなかなか切り離せません。
分解するにはたいへんな手間がかかり、大量の消化酵素を浪費することになります。
つまり、砂糖は強力な酵素阻害剤なのです。
砂糖の害はそれだけではありません。
酵素を無駄遣いさせたあげく、消化しきれなかった砂糖は、腸内で悪玉菌や真菌(カビ)のエサとなってしまいます。
その結果、腸内の腐敗が進み、有害物質が発生します。
それが体内に吸収されて血液を汚し、いろいろな病気の原因となるのです。
血液をきれいに保つためには
私たちの体の大部分はタンパク質からできていますが、血液中に糖が増えると、その両者が結びつく「糖化」が起こりやすくなります。
糖化は、組織をつくっているタンパク質の形を変えたり、性状を悪くさせて、老化を早め、血液を悪化させます。
血流の悪化は、病気の直接的かつ最大の原因であり、頭痛やめまい、痛みやしびれといった症状から、ガンや難病にいたるまで、あらゆる病気を引き起こします。
このように砂糖は、酵素を減らし、腸を汚し、血液を汚して、体に害をもたらすとても怖い食品でもあります。
病気を予防,改善するうえでは、まず砂糖を摂りすぎないようにすることが、とても重要なポイントになってくるのです。