劣等感(れっとうかん)は、自分が他人に劣っていると感じること。

劣等感に心を惑わされる人が多くいます。

「見た目が悪い」

「学校での成績がよくない」

「貧乏な家に生まれ育った」

「学歴が低い」

「背が低い」

劣等感は人それぞれ、様々なものがあります。

しかし、それがもたらす心理的な影響には、共通したものがあるようです。

 

●人と楽しくつきあっていくことができなくなって、一人でいることが多くなる。

●親や兄弟をうらむようになる。その結果、家庭の中でも孤立してしまう。

● 仕事や、日頃の活動に前向きに取り組めなくなる。「自分は何をやってもダメなんだ」と落ち込む。

 

その結果、人生がどんどんマイナスの方向へ傾いていってしまうのです。

「自分には、他人に比べて劣っている部分がある。そのために自分は幸せになれない」という劣等感に心を惑わされないようにするには、「劣っているのではない。それは自分の個性なのだ」という考えを持つことです。

たとえば、テレビで活躍するお笑い芸人には、「見た目がいい」人が少ないように思います。

正直に言って「見た目が悪い」人のほうが多いかもしれません。

しかし彼らは、「見た目が悪い」ことを劣等感にするのではなく、むしろ自分の個性として、そこから観客の笑いを取る方法を知っているのです。

人が劣等感を感じているものは、やり方によっては、その人の個性、強みになっていくのです。「人と比べて劣っている部分」を個性や強みにできれば、もはや心が動じることはありません。

むしろ、それを誇りに思って生きていけるのです。

劣等感も「自分の立派な個性だ」と考えることです!!