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優柔不断ではっきり言わない
女性に最も嫌われるのは、自分の意見、好みをはっきりと出せない男だ。
たとえば、どこかに食事に行こうとなったときに、「君は何を食べたい?」とまず聞く。
女性がはっきりと「〇〇を食べたい」と言えればいいが、まだ遠慮があって言えないとき、「イタリア料理にしようか、でも、イタリア料理はこの前食べたし、中華料理もいいけど、ちょっと油っこいかなあ・・・」」などと、ぐずぐずして、食事をする店ひとつもなかなか決められない。
この種の男は一事が万事こうだと思っていい。
何か決断しようとなると、なかなか決められないのだ。
結婚式の日取りなど大事なこともなかなか決められない。
女性のほうが決断力があって、何事もどんどん決めて、男を引っぱっていくタイプなら、こんな男でも合うのかもしれ
ない。
だが、男に強さを求める女性も多い。
優柔不断な男はいい人に見える?
優柔不断な男は、浅いつき合いでは、相手の意思を尊重する、やさしい人に見える
だが、だんだんつき合っていくうちに、それはやさしさではなく、単に決断力がないために、何でも相手任せというのがわかってくる。
そうなると、たいていの女性は嫌になる。
結婚式直前に破談になったり、一時流行語のようになった、新婚旅行から帰ったとたんに離婚になる「成田離婚」などは、、親密になって、相手のそんな優柔不断さに嫌気がさした結果というのもかなりあったのではないか。
もちろん、この種の男にはやさしさのために、何事も強引にできない、自分の好みを押し出せないということもあるかもしれない。
しかし、何を言いたいのか、はっきりしないような人は、何事も決めるのが苦手だと思っていい。
さらに、この種の人の中でも、人が決めたことに、後でぐずぐずと文句を言うようなタイプは、さらにつき合うのが大変だ。
たとえば、「それじゃあ、中華料理にしましょう」と女性が言って、中華料理店に入り、その料理がまずかったりすると、「やはりイタリア料理にしておけばよかったなあ」などと言う。
それでは、「中華料理にしよう」と言ったほうが非難されているような気になる。
実際、言外に非難がこもっているのだ。
まあ、この種の男はいわゆる「女々しい」(こんな字を書くが、決して女性の欠点を非難しているのではなく、その特質は性を問わない)のだ。
むろん、見る目のある女性からは、何度かのおつき合いで見抜かれることになる。
優柔不断な相手の対策
この種の人には、あまり決断を促すようなことを言わないほうがいい。
今日何を食べようかといった、どうでもいいようなことはもちろんのこと、結婚するかどうか、転職するかどうか
など、人生の大きな転機になるようなことまで、なかなか自分で決断できない。
決断を促すためには、周囲のお膳立てが必要だ。「こうしたほうがいい」「こうしなさい」と明確に指示することだ。
方向を決めてもらうと意外とすんなりとそこで収まってしまうこともある。
ただし、この種の人で、くよくよするような人は、決まった後でも、まだぐずぐずと言う。
「転職せずにいたほうがよかったんじゃないか」などと、後々まで考えて、それを口に出して人にまで言う。
そんな人は、できればかかわらずに放っておくに越したことはない。
親切でアドバイスしても、後でかえって恨まれることになりかねないからだ。
優柔不断でなおかつ後でぐずぐずと言うタイプの人とは、異性ならば、かかわりをもたないことだ。
優柔不断を自覚するためのポイント
「さて、今日は何を食べようか」とか、服など買う場合でも「この服にしようか、いや、あの服のほうがいいか」などと、何かをするときに、いつも迷う人は、優柔不断な人だ。
そんな傾向は日頃の自分の態度で気がつくはずだ。
迷いがこだわりから発しているのなら問題はない。
だが、何でもかんでも、迷って決められないのは困る。
自分でその点に気がついたら、とりあえず、イエス、ノーをはっきりさせる、またいくつかの選択肢があるなら、とりあえずいずれかを選んでしまうことだ。
そして選んでしまったら、後でグズグズ言わないと決意してみよう。
その癖がつけば、確実に変わるはずだ。
もし後悔するようなことがあっても(後悔することはいろいろあるはずだ。それはそれで仕方ないのだから)、後で「ああすればよかった」と思ったとしても、それを絶対に口にしない。
それで、あなたは人から優柔不断に見えなくなる。