あくびやため息も疲労回復

昼下がり、デスクに向かっていたら、あくびが出てきた。

会議が長引いたせいか、とても眠くなってあくびが何度も出そうになった。

仕事がなかなか進まずため息が出た。

こんな経験は誰にでもあると思います。

 

仕事中に堂々とあくびはできませんが、疲労回復の観点からいうと、これはある意味、理にかなった行為といえなくもありません。

人間、頭や身体を使い、何かに集中したり、緊張しているときなどは、交感神経が高まった状能態にあります。

ところが、あくびをすると、瞬時に副交感神経の働きが高まるようになることが科学的にも明らかにされているからです。

 

つまり、あくびは疲れを緩和するためのもっとも身近な方法であると同時に、ストレスに打ち勝ち、自分の能力を存分に発揮するためにもよいことなのです。

同様に、ため息も自分の中に湧き起こるマイナスの感情を外に出す上で効果があります。

自律神経にもよい影響をもたらします。

 

そもそも、ため息をつきたくなるのは、それなりの理由やストレスがあるはずです。

だとしたら、ため込まないで「ハァ 」と息を吐くことで、気持ちを切り替えるきっかけにするのも悪くありません。

あくびもため息も、そのときの状況を考えて行う必要がありますが、うまく活用すれば、ストレス、ひいては疲れを軽減する上で一役も二役も買ってくれるようになるでしょう。