声の大きな人は自己主張は強いがじつは気が小さい

早口の人は、「相手に話を聞いてもらいたい」という思いが強い、そういう心理状態にあります。

これに通ずる心理として、その場にそぐわないほどの大きな声で話す人も、

「自分の話をちゃんと聞いてほしい」

「自分がここにいることをわかってほしい」

という潜在意識の表れと解釈されています。

 

その意識の裏には

「自分の話を聞いてくれないのではないか」

「大きな声でアピールしなければ主張が通らないのではないか」

「自分は無視されているのではないか」

という不安が隠されているともいえます。

 

そう考えると、やたらと大声で話す人、怒鳴るようにものをいいつける人は、自己主張が強いけれども実は気が小さく、人の目がとても気になる人ではないかということで

●大したことでもないのに、すぐに怒鳴る上司。

●宴会の席で隣のテープルまで聞こえるような大声で話したがる先輩。

●「キャー、これカワイイー!」などとやたらリアクションの大きい女性。

こういう人に限って、上司に叱られたり、周囲から白い目で見られたりしたときなど、それまでの喧騒(けんそう)がウソのようにしょげてしまったり、逆に居直ったりするのではありませんか。

 

どちらの態度も、心の中にある漠然とした「自信のなさ」、そして「周囲の評価が気になる」という不安からきているように思います。

もちろん、声の大小には生まれついての個人差がありますから、単純に「声が大きい人は、自己主張が強いだけの小心な人」とはいえません。

けれども、上司へのいいわけなどの苦しい状況のときには消え入りそうな声なのに、自分が目立ちたい場面ではがぜん声が大きくなる人は、明らかに「自己主張が強いだけの小心な人」です。

また、声が大きいだけでなく、身振り手振りなどのジェスチャーが大きい人も、やはり自己主張が強い性格といえます。

声の大きい人は、自分ではやさしく話しかけているつもりでも、相手には、どことなく「押しつけられる」ような威圧感を与えているものです。

これは、長い目で見れば、損な話し方といえると思います。

実際、地声が大きい人は自分でもそれが気になるらしく、公共の場では意識して小さい声で話すように心がけている人も少なくないです。