体内から「有害金属」をドッサリ排出する!

私たちの体には、知らないうちに「有害金属」がたまっています。

水銀、鉛、ヒ素、カドミウムなどです。

 

見るからに恐ろしい金属ですが、大気汚染、喫煙、加工食材などによって、体内に蓄積されているのです。

これらは「活性酸素」の大量発生の原因となって体の錆びとなる「酸化」を進行させ、さまざまな不調や病気を引き起こします。

体がやせにくくなるのも、その一つです。

 

しかし、打つ手はあります。

錆びには、錆び止め剤、つまり抗酸化物質で対抗すればいいのです。

 

ざっと挙げると、野菜では、ニンニク・タマネギ・ニラ・ラッキョウ・ネギ、肉類ではレバー・豚肉、魚介類では、カキ・ウナギ・イワシ・ホタテが抗酸化作用の強い食材です。

ですから、たとえば昼休みに入った中華料理屋で、豚の生菱焼定食とレバニラ妙め定食があったら、迷わず後者を選びましょう。

また、家で晩酌をするなら、つまみには、イワシの丸干しを用意しましょう。

 

有害金属は、大半が便とともに排出されます。

食物繊維をふんだんにとることによって、排世機能を高め、便秘の予防改善を心がけることも大切です。

 

有害金属は、汗をかくことでも排出されます。

ですから、歩くなどの有酸素運動や軽い筋肉トレーニングは、有害金属を排出する意味でも有効です。

ただし、汗をかけばいいとばかりに激しい運動をすると、かえって「活性酸素」を増やしてしまい、逆効果です。

汗をかく量は少なくても、運動は適度な強度と量を守ります。

 

入浴やサウナで汗を出してもかまいません。

ただし、高温のサウナは危険です。

高温サウナで汗をかいて、水風呂につかって、ということを繰り返し、その後に冷えたビールを飲む人がいますが、これは心臓や血管などの循環器に大きな負担をかけています。

また、高温サウナは本人が自覚している以上に汗をかくので、脱水状態になりやすい点でも危険です。

血液が濃くなって心筋梗塞や脳梗塞を起こす場合もあります。

さらには、高温サウナはストレスホルモンの分泌を促し、心臓や血管に負担をかけます。

したがって、低温サウナや、スチームサウナがおすすめです。

ゆっくりじっくり温めて、体の奥から発汗させます。

ただし、水分を十分に補給して、無理に長時間入らないことが大切です。

 

入浴も同様です。

ぬるめのお湯にゆっくり入り、発汗を促します。

循環器に不安がある人、入浴で疲れやすい人などには半身浴をすすめます。

こうして体の中からきれいになれば、それだけ「太らない体」になれるというものです。