大阪府が平成28年(2016年)7月1日から自転車に乗る全ての人に対して損害賠償のための保険に加入することが義務付けられました。
当然の如く、大阪府は事故の最多更新が頻繁にある所。
そして、
◆ 自転車による重大事故の多発
◆ 自転車に乗る人たちのマナー問題(とっても悪い)
があります。
最近のマナーの悪さで、代表的な行為は 『ながらスマホ』!
このスマホを見ながらの自転車の運転が非常に目立ちます。
前を見ないで自転車を運転する恐怖心がない若者が多発しています。
見ていても 『危ない!!』 と思わせる場面をいくつもみてきました。
ちゃんと運転をしている側の方が、気を使っている状態です。
また、確認の不十分やスピード狂、歩道で平気でスピードをあげる行為、絶えなくひどい自転車運転が目立ちます。
自転車は、人を重症に追いやるくらいの危険な乗り物としての自覚が必要になります。
こういった事故や行為が絶えない大阪府は、自転車保険を義務化にしました。
自転車の販売点などでも、コンビニエンスストアでも、今では様々な場所や情報環境から自転車保険に加入することができるようになりました。
年間の支払いも数千円から受付しています。
いざという時に、多額の金額を容易することはできないものです。
必ず保険は役に立ちます。
年間数千円支払うことで、約1億円までの賠償責任をカバーしてくれます。
(保険内容によってのプランで賠償責任額は変わります)
死亡、後遺症の怪我を負わせてしまってからでは遅いです。
困っても保証はしなけらばなりません。
その為には、謝罪とお金というものが必要になってきます。
義務化が進む背景にあるのは「自転車による重大事故」
高額賠償を命じた主な判決
★事例 1
女子高校生が携帯を操作しながら自転車を走行する最中、歩行中の女性に衝突。
重大な障がいを負わせた事故。
約5,000万円の支払いが命じられました。
★事例 2
男子小学生が夜間、歩道と車道の区別のない道路で歩行中の女性と正面衝突。
女性は意識がもどらない状態となった。
約9,500万円の支払いが命じられました。
★事例 3
男子高校生が昼間、歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性と衝突。
男性に重大な障害が残った。
約9,200万円の支払いが命じられました。
保険の種類は2種類に分けられます
自分が怪我をしたときの治療費をカバーする「傷害補償」
第三者の身体や財物を傷つけたときの損害賠償金をカバーする「個人賠償責任補償」
の二つで構成されています。
両方入るのが無難な選択ですが、強制ではありません。
万が一の大きな金額が動く場合は、やはり相手をケガさせた場合です。
大丈夫だと思っても相手が小さい子供やお年寄りはからだが弱いです。
万が一相手をケガせても、待ってくれとは許してくれません。
「個人賠償責任補償」は、自分では払いきれない金額が保証してくれます。
保険にある補償特約は必ず確認しておきましょう。
自転車保険だけに限らず、保険には補償特約があります。
加入を考えている保険に補償特約があるかどうか確認しておきましょう。
プランにセットで入っているものもあれば、別料金で加入する場合があります。
別途の料金がかかる場合でも、中には数百円程度でセットにできるものもあります。
この、補償特約には、いざの時にとても役立つ内容なのです。
必ず、加入する保険の補償特約の内容を一読することをおすすめします。
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特約とは、
個人賠償責任保険・特約は、日常生活中に他人の生命・財産に損害を与えて損害賠償責任を負ったときに備える保険・特約です。
自転車事故も、日常生活中の範疇に入り、1つ入っていれば、家族全員が補償の対象者となる場合も多くあります。
単体で扱っている損害保険会社はほぼなく、自動車保険や火災保険、傷害保険などの損害保険商品の特約で付けるケースがほとんどです。
しかし、付けているのを忘れている人がけっこういますので、自動車保険、火災保険などに付いていないか確認してください。
その際、限度額も調べておきましょう。
この保険・特約は、他人に対する補償ですから、自分が自転車事故で死傷した場合の補償はありません。
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保険に頼らず日頃から安全運転で!
自転車だからと思わず、乗り物を乗れば責任が問われます。
運転マナーを守り、譲る気持ち、危険行為をしないなどの運転で自転車をエンジョイしましょう!