自分が生まれたことを祝福できるか

人生の意味を見出した人は、心の平安を手に入れることができます。

逆に、生きがいが感じられず、夢を実現できなかったら、世界中の富を積まれても、賞をたくさんもらっても、心からの満足はないでしょう。

大金持ちとかスポーツ選手とか芸能人で、まわりから大成功していると見なされた人が自殺してしまうのは、そういうことからです。

社会的に成功しなくても、自分が自分であることに対して平安である人は、それだけで幸せです。

自分がいまいる場所に満足できるからです。

人の幸せは、自分をそのままで受け入れられるかで決まります。

自分が生まれたことを祝福できるのか、「生まれてしまって、ごめんなさい」と思っているのかで、人生はまったく違うものになります。

自分はこの世界を祝福するために生まれてきたと感じている人は、喜びの中に生きることができます。

私も、40代に入って、ようやく、いまの自分が好きになってきました。

以前は、自分のことが嫌いで、早く死んでしまいたいと思ったこともありました。

いまは、少しナルシスト的に聞こえるかもしれませんが、自分のことを「いいな」と思えるようになりました。

自分のできるところ、できないところをすべて受け入れられるようになると、自分を好きになれるのではないでしょうか。

才能を使って、緑のある人たちを喜ばせて、すばらしい思い出を一つひとつかみしめながら、笑顔で旅立っていく人生の達人がいます。

一方で、「生まれてしまって、ごめんなさい」という感じで、いろんな人に迷惑をかけつづける人もいます。

どちらも人生です。

それはあなたが選択できます。