朝から甘い糖質のあるコーヒーをすごく飲みたい日々を過ごしていませんか?
実は、単なる疲れではなく日ごろの生活におけるものが原因なのです。
そのような人は副腎が分泌するコルチゾールというホルモン不足の場合があります。
朝が強い人は良いのですが、朝がどうも苦手で夜型が得意でも朝型にシフトできない社会人タイプの人は特に多く見られます。
朝このような状態になっていませんか?
●朝、起きられない
●甘いものが欲しくなる
●気分が落ち込むことが多い
●倦怠感が抜けない
●集中力が続かなくなった
●記憶力が低下してきた
これらは、副腎疲労のサインの場合があります。
コルチゾールはストレスがかかると分泌されるホルモン。
血糖値や血圧を上げてカラダを活動的にする。
ストレスがかかり続けるとコルチゾールが大量消費されて副腎が疲れ果ててしまう。
必要なコルチゾールが作られなくなる副腎疲労症候群に陥るのです。
朝、コルチゾールが不足すると血糖値も血圧も上がらないので朝イチから頑張れないし、血糖値を上げるために砂糖などの甘いモノが欲しくなる。
ところが単純に砂糖のように血糖値を上げやすい糖質を摂ると血糖値は急上昇した後、ストンと下がる。
すると血糖値を上げるためにコルチゾールが浪費されて副腎疲労が進むという悪循環になってしまう。
その解消にはストレスマネジメントに加えて糖質制限を。
Contents
糖質制限について
ありとあらゆる食事から糖質を極力制限します。
とはいってもまったくではなく、極力です。
糖質は三大栄養素の1つで、脳にとって唯一のエネルギー源でもあるので摂取も大事です。
高齢の方が低血糖がきっかけとなって、脳卒中や心筋梗塞が生じることがあります。
高齢者が糖質を欲しがるのは脳が欲しがっているのでしょう。
糖質とは砂糖をはじめとした“甘いもの”だけでなく、ごはん、いもに含まれるデンプンも糖質の仲間
米飯のほかには、めん類・パンなどの米・麦製品、ジャガイモ・サツマイモ・里イモなどのイモ類など、糖質が主成分のものです。
糖質さえ制限すれば脂質やタンパク質はしっかり摂っていいので、肉や魚はお腹いっぱい食べられます。
焼酎・ウイスキー・ブランデーなどの蒸留酒、辛口ワイン、糖質ゼロの発泡酒なら、お酒を飲んでもOKです。
ストレスマネジメントについて
生きていく上で避けることのできない、ストレス。
ストレスとうまく付き合っていくためにはどうしたら良いのでしょうか。
ストレスにもレベルがあって、その程度が高くなりすぎたり、高いままの状態を長く続けたりしていると、さまざまな症状や病気を引き起こす原因になります。
ストレス・マネジメントは、ストレスがあるレベルを超えないようにするために考えられた対策であり、ストレスを発生させる原因が強いストレスとならないよう、コントロールすること
しかし、ストレスによって心身の不調が起こる、病気を招くことがわかっていても、ストレスはなくてはなりません。
ストレスがなければ、私たちの体は怠け者のようになってしまい、きっと、免疫力や抵抗力も低下し、より一層、病気になったり怪我をしやすくなったり、弱い体になってしまうでしょう。
ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」が存在します。言い換えれば、自らの気持ちとコントロールの仕方で、ストレスの質を決めるといっても過言ではないでしょう。
例えば、何かをやり遂げようという目標をもっていた時、新しいことへの挑戦は必ずストレスを伴います。しかし、目標に向って頑張ろうとする意欲や気持ちの高まりは、やりがいとなってエネルギーに変わっていきます。
克服できるぐらいのストレスならば、良いストレスにも出来ます。
良いストレスとは、自分を成長させるための、充実感、達成感、満足感を得るためのストレスと言えます。
「悪いストレス」とは、辛い状況のなかでも「やらなくてはいけない」「頑張り続けなくてはいけない」と自分を強迫的に追い込み、自らの意思とは無関係に、過剰行動を続けた延長線に生じるストレスです。
適度な「良いストレス」を持つようにし、その一方で、「悪いストレス」はできるだけ少なくし、あるいは、何とかそれに対処していくこと(ストレスを解消する、受け止め方を変える、など)が重要です。