1日1個疲れた時はレモンがおすすめ!

疲れを根本から解消するための食材は、身近にたくさんあります。

その中で手軽に摂れるのがレモンになります。

なぜ、レモンなのか。

それはレモンには疲労回復に効果を発揮するクエン酸が多く含まれているからです。

 

私たち人間の身体の細胞には、クエン酸回路(TCA回路)と呼ばれるエネルギーを作り出すための代謝経路があります。

ここで、食事からとった栄養素をエネルギーに変えるわけですが、クエン酸にはこの回路を円滑に働かせる作用があります。

つまり、クエン酸によってエネルギーが順調に作り出されれば、疲労が緩和され、逆に不足するとクエン酸回路(TCA回路)の働きが低下することでエネルギー不足になり、疲れやすくなるのです。

 

レモンが他の果物と比較して優れている点は、何といってもクエン酸の含有量。

みかんやネーブルなどは1個あたりにつき、平均して1パーセント程度しかクエン酸が含まれていないのに対し、レモンには1個(100グラム)あたり、6パーセント程のクエン酸が含まれています。

これだけの含有量ならば、疲労回復に十分効き目があります。

 

ある研究機関が広島県のレモン生産農家の中高年女性107人を対象に行った実験・調査によると、五ヵ月間、毎日平均してレモン半分を摂取してもらったところ、優位に疲労度が改善していることが判明しました。

他にもクエン酸を含んだ食材を使って、いくつか実験を行いましたが、やはりレモンの摂取量が多ければ多いほど、疲労度、抑うつ度、睡眠の質などに対する改善効果が得られることが証明されたのです。

レモンはそのまま絞って炭酸水で割ったり、フライやサラダ、おひたしに絞ってかけたりと、料理に使いやすいのも魅力の一つ。

調理法に困ることはないので、皆さんも疲労の 予防と回復に役立つレモンを食事に加えてみませんか。

なお、クエン酸はレモン以外に梅干しや黒酢にも多く含まれているので、梅干しならば1日2個ほど、黒酢の場合は大さじスプーン一杯を目安にとるのもいいかもしれません。

これらに前述したイミダペプチドを加えれば「鬼に金棒」。

疲労回復にはイミダペプチドが不可欠!その摂取方法は?<<<こちらの記事も参考に

疲労回復効果がさらに高まるに違いありません。