やるだけやって「あとは天任せ」
会社から期待されることは、会社員として大きな喜びといっていい。
それなのに、なぜか重荷に思える。
原因は、「もし期待に応えられなかったら、せっかく就いたこのポジションを失ってしまう。下手をしたら、リストラされてしまうかもしれない」という不安だ。
たしかに、仕事だけでなくプライベートでも、家族の生活、子どもの教育など、40代が抱えている責任は大きい。
ここで仕事をしくじって収入が減ってしまったらと不安になるのも無理はない。
しかし、失敗する前から失敗することを心配して悪いイメージを膨らませていては、知らずに悪いほうへと引っ張られてしまうと何度も話しているとおりだ。
もしかしたら失敗するのではとビクビクしていると、大局的な判断力が鈍ってしまうからだ。
せっかく任された大役、思いきってやりたいようにやればいい。
それで失敗してもいいじゃないかと、ある意味で開き直ろう。
サラリーマン人生も長くてあと20年くらいだ。
若いときに比べたらチャンスは少ない。
だからこそチャンスがめぐってきたら生かすべきなのだ。
多少の失敗などたかが知れているし、失敗をカバーする術も若いときよりもよくわかっている。
たとえ失敗したとしても、精いっぱいやって失敗したのなら納得がいくだろう。
それよりも、ラストチャンスにチャレンジしないで過ごすほうが、後悔は大きい。
やれることを全力でやって、あとはケセラセラ、なるようにしかならない。
人生を楽しく過ごすためには、開き直りも重要なアイテムである。