朝からのやる気のスイッチを上げる男は輝いている!

朝、起床から出勤までルーティンを決めておく。

 

朝起きて、排泄をし、歯を磨いて顔を洗う。

ほとんど誰しもが、何も考えずこうした一連の動作を行っていることだろう。

実はこのことには、脳にとってとても重要な意味がある。

朝のルーティンを持っている人ほど、脳のスイッチを入れるのが上手いのだ。

さて、あなたの朝の過ごし方と一体どこが違うのか?

 

Contents

朝からのやる気のスイッチを上げる方法
毎日の起床時間を決める。

午前中、どうも頭が冴えない、仕事が手につかないという人がいる。

この手の人は起床時間を聞かれると「日によってまちまち」と答えるケースが多いのだとか。

「朝、決まった時間に起きるということは、実は一番重要です。理由は人間の細胞のひとつひとつに体内時計が備わっているからです。 これらを毎朝リセットしなければ実際の時間と生活時間がズレて、時差ボケのような状態になってしまいます」

生活の原点は、朝、決まった時間に起きることにある。

スタートがズレれば脳の覚醒度と生活時間もズレるので、適切なタイミングで頭をフル回転させることができないのだ。

今晩から、翌日の起床時間を決め、毎日定時に起きることを習慣にしよう。

 

朝からのやる気のスイッチを上げる方法
起床後、太陽の光を浴びる。

起床後、いの一番に行ってほしいこと。

それはカーテンを開けて太陽の光を浴びることだ。

人は情報の8割を視覚で受け取っています。

太陽の光情報はこのうち最も強力で、網膜から情報が入ることで脳全体が朝だということを認識します。

もちろん、曇っていても雨の日でも、同じ効果が得られます。

体内時計は地球の自転が刻む24時間リズムに比べ、若干長くプログラムされている。

ゆえに毎日リセットする必要があるのだ。

網膜からの光情報は、脳の視床下部にある体内時計の中枢、視交叉上核という部位に送られる。

このことによって、ちょっと後ろ倒しになっている脳の時計がリセットされ、新たな一日のリズムがスタートするというわけ。

 

朝からのやる気のスイッチを上げる方法
食事でカラダを覚醒させる。

ウォーミングアップをせずに、いきなり100mを走る人がいないように、カラダも大雑把な部分から細かい部分へと順番に動かしていくことが重要です。

そのための大事な習慣が、朝食を食べるということ。

太陽の光で脳は朝だということを認識します。食事を摂ることで今度はカラダが朝だということを

認識します。食物が胃に入ってくると胃酸が出て、消化酵素が出てというようにカラダが順番に起動

していくのです。

まず最初に脳の時計をリセットしたら、次は朝食でカラダの時計をリセットするというわけだ。

朝食を作るという作業の負荷が高すぎるという人は、コンビニや駅の売店を利用してもいい。

午前中からテキパキ働きたいという人、欠食は御法度です。

 

朝からのやる気のスイッチを上げる方法
料理、散歩などルーティンを決めておく。

毎朝、散歩に出て同じコースを歩き、同じ人と挨拶し、同じ喫茶店に入って同じ席に座る。

こういうルーティンを持っている人は脳を目覚めさせるのが上手い人です。

すべてはカラダの体内時計を実際の時間に合わせる同期行動だからです。

こうしたルーティンを行っていくうちに脳が目覚め、そこで初めて前日寝る前の脳と同じ状態

になります。

朝の散歩、軽い運動、簡単な料理、植物の水やり、近所の人への挨拶。

どれも明日からやろうと思えばできることばかり。

とくに歩くことは脳の頭頂部にある運動野を刺激して、活性度を高める。

また外を歩くことでさまざまな情報が得られるので、脳もどんどん覚醒していく。

腕を大きく振って歩くと手を司る脳の領域も刺激されるので、なおよし。

 

朝からのやる気のスイッチを上げる方法
難しいことは考えない。

朝のルーティンのポイントは、すべて何も考えずに行えるものであること。

毎朝、異なる散歩コースを歩いたり、違う喫茶店に入るだけでも、結構考え込んでしまうもの。

人間の脳は、深部の脳幹、その上の大脳辺縁系、さらに上位の大脳新皮質の3層構造になっていま

す。朝、思考系の大脳新皮質を使って考える必要はありません。

ただ淡々と作業をしていけば、脳は深部から徐々に目覚めていきます。

昔のパソコンが起動するまで時間がかかっていたように、思考系の脳が目覚めるまでには手順が必要

です。

頭を使う難しいことをしようとすると、時間がかかるだけで意味がないのです。

できるだけ何も考えずにサクサク動く。

それが脳の覚醒スイッチを押すという作業なのだ。

 

朝からのやる気のスイッチを上げる方法
新聞を読むときは音読で。

毎朝、新聞を読む習慣のある人は、黙読するだけではもったいない。

ここはぜひ、音読の習慣をつけてほしい。

文字の情報は目でざっと追うだけではなかなか自分のものにできません。

音声によって出力し、それを再度耳から入力することで情報をよりきちんと理解し、自分のものにすることができます。

このことによって、日中、目や耳から入ってくる情報をすぐさま処理しやすくなります。

考えたことをスラスラ話す練習にもつながるでしょう。

音読という作業は脳をトップギヤに入れるための準備運動と考えてください。

考えてみれば、昔のおばあちゃんは毎朝、同じ時間に灯明を上げてお経を読んでいた。

これもまた、脳を覚醒させるための作業と考えれば、納得です。